[チューリヒ 6日 ロイター] 国際スキー連盟(FIS)は、アルペンスキー女子の第一人者、リンゼイ・ボン(米国)が、女子競技のイメージ向上を目的に男子の大会に出場を希望していることを明らかにした。
ワールドカップで4回総合優勝を果たしているボンは、11月24─25日にカナダのレークルイーズで行われるワールドカップ(W杯)男子滑降第1戦に出場したいとFISに文書で要請したという。
このレースと同じ時期に、W杯女子では回転と大回転のレースが米コロラド州アスペンで開催される。翌週には女子滑降第1戦が、男子の第1戦と同じレークルイーズで行われる。
ボンの要請は、チューリヒで今週行われたFIS秋季ミーティングで、男子のレース責任者とアルペンスキー理事会によって検討されたが、結論はまだ出ておらず、女子のW杯レース責任者によると、最終的な判断は11月のFIS評議会で下されるという。
同責任者は、もしボンが男子W杯に出場した場合、同じコースで次の週に行われる女子W杯の出場者よりも有利になると懸念を示している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」