October 11, 2012 / 7:02 AM / 7 years ago

ファミリーマート上期は客層拡大で過去最高益、年間配予想引き上げ

[東京 11日 ロイター] ファミリーマート(8028.T)は11日、2012年3―8月期(上期)の連結営業利益が前年同期比5.3%増の259億円になったと発表した。

10月11日、ファミリーマートは、2012年3―8月期の連結営業利益が前年同期比5.3%増の259億円になったと発表。写真は都内の店舗で2010年5月撮影(2012年 ロイター)

中高年や主婦層へ客層が広がる中、惣菜などが好調に推移し、上期として過去最高益を更新した。通期営業利益予想は据え置いたが、好決算に伴い、1株当たり年間配当予想を従来の92円から100円に引き上げた。前期実績に比べ18円の増配となる。

3─8月期の売上高に相当する連結営業総収入は同2.7%増の1720億円、当期利益は同66.1%増の127億円だった。上田準二社長は会見で「上期も50歳以上の大人世代や主婦を含む30─40代の女性客の拡大が順調に進んだ」と指摘した。ただ、たばこの販売減速や天候不順の影響で6─8月期の売り上げが伸び悩み、既存店売上高は前年同期比0.6%減少した。

下期の消費動向については上田社長は、「小売業全体では厳しいが、大人世代や女性の利用が増えてきたことで、コンビニは引き続き堅調で推移すると思っている」と語った。また、上期は地方圏での出店が先行したが、下期は都市圏の出店が加速するほか、中食製造体制の効率化など「収益構造改革による効果も下期の後半から本格的に出てくる」ことから利益率も改善するとの見通しを示した。

2013年2月期の連結営業利益予想は前年比5.7%増の450億円で据え置いた。前期に続き、過去最高益を更新する見通し。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト5人が過去90日間に出した営業利益の予測平均値は470億円で、会社予想はこれを4.3%下回っている。

通期の営業総収入予想については、タイの事業スキーム再編に伴う影響や直営店の削減などを理由に従来の3537億円から3385億円に引き下げた。既存店売上高計画も上期実績が計画を下回ったため、従来の前年比1.0%増から横ばいに下方修正した。一方、当期利益の予想はタイの事業スキーム再編に伴い株式譲渡益を計上するとして、従来の214億円を250億円に引き上げた。

<中国の出店を減速へ>

同社は中国で積極的な出店を続けてきたが、上田社長は「中国の経済成長率の低下に伴う消費活動の鈍化を踏まえ、今後1年の中国出店は若干抑え、足場を固める」方針を明らかにした。中国の店舗数は9月末現在で1005店で、13年2月期末には、前期末比414店増の1227店体制を計画していたが、今回、1161店に引き下げた。ただ、同社長は2015年度末に4500店舗体制にする目標は変更しないと語った。

反日デモの影響については、成都の4店舗が被害を受けたが、上海など他の店舗では販売を含め影響は受けていないとし、中国の出店ペースを緩めるのは「反日デモとは関係ない」と説明した。

同社長は、今年度中にインドネシアやフィリピンへ出店したいとしていたが、インドネシアには今月中に出店し、フィリピンには計画通り年度内に出店する方針を示した。

2012年2月期には当期純利益の約10%を海外店舗が占めていたが、世界で2万5000店舗体制を目指している2016年2月期には、これを20%まで高めたい考え。

(ロイターニュース 大林優香;編集 内田慎一)

*内容を追加します。

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