October 29, 2012 / 12:46 AM / 7 years ago

中国寧波の化学工場拡張計画、大規模な抗議デモ受け撤回

10月28日、国営の中国新聞社の報道によると、中国浙江省寧波の市当局が、住民らによる大規模な抗議活動を受け、計画していた石油化学工場の拡張工事を撤回すると発表した。写真は27日のデモ(2012年 ロイター/Carlos Barria)

[北京 28日 ロイター] 中国浙江省寧波の市当局が、住民らによる大規模な抗議活動を受け、計画していた石油化学工場の拡張工事を撤回すると発表した。国営の中国新聞社が28日報じた。

報道によると、市当局の広報担当は声明で、さらなる「科学的な議論」が行われるまで拡張計画を中止すると明らかにした。市長ら当局者と住民の代表者が27日夜に会合を実施していた。

拡張工事では、中国の石油大手、中国石油化工(シノペック)(0386.HK)の子会社が所有する工場に毒性の高いパラキシレン(PX)の生産設備を増設させる計画だった。しかしPXが発がん性物質だとした住民らが約1週間にわたり抗議活動を続けていた。

同市の治安当局は、26日夜のデモでは参加者が車をひっくり返し警察を攻撃したと発表。一方、中国版ツイッター「微博」では、警察が催涙ガスを使用したとの書き込みがあった。27日にも1000人以上が抗議デモを続けたが、数百人の警官らによって排除された。

中国では昨年8月に大連でもPX工場建設に反対するデモが行われ、計画が中止された。

こうした住民の抗議行動は、新指導部を決定する党大会を控えた共産党指導部にとって重大な懸念事項。計画中止は、社会の安定を維持したい党・政府が、市民の懸念や不満を重視していることを示す。

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