[キエフ 29日 ロイター] ウクライナで28日、最高会議選挙(国会、定数450)の投票が行われ、ヤヌコビッチ大統領の与党「地域党」の第1党維持が確実な情勢となっている。ただ、民族主義政党や世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級王者ビタリ・クリチコ氏率いる新党の躍進も目立っている。
地域党のアザロフ首相は記者団に対し、「地域党が勝利したのは明らかだ。選挙は大統領の政策に対する信頼の表れだ」と勝利宣言。比例代表区では開票率28%の段階で、地域党が得票率36.8%でリードしている。
また、地域党関係者は、残る小選挙区でも同党が3分の2以上の議席を確保し、議会の単独過半数を占める見通しを示している。旧ソ連のウクライナでは、これまで連立与党が政権を担ってきた。
一方、民族主義政党の「自由」は比例区で7.5%を獲得し、議席獲得に必要な得票率を初めて超える勢い。出口調査では、収監中のティモシェンコ前首相のティモシェンコ連合「祖国」が2位、クリチコ氏率いる新党「改革のための民主同盟」(ウダール)は3位につけている。