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中国共産党大会前に神経とがらせる治安当局、「ハト」も規制対象
2012年11月2日 / 06:17 / 5年後

中国共産党大会前に神経とがらせる治安当局、「ハト」も規制対象

[北京 2日 ロイター] 5年に1度となる中国共産党大会の開幕を目前に控えた北京では、会期中に反政府活動が行われないよう治安当局が神経をとがらせている。多くの規制が敷かれているが、対象となるのは活動家らの移動やタクシーの運行ルート制限などにとどまらず、ハトの飼育にまで及んでいる。

11月2日、中国共産党大会の開幕を目前に控えた北京では、会期中に反政府活動が行われないよう治安当局が神経をとがらせている。天安門広場で撮影(2012年 ロイター/David Gray)

40─50羽のハトを飼う65歳の男性は、共産党大会の開始後はハトをかごから出さないよう当局に指示されたと話した。「共産党大会がある時はいつもそうだ。もう慣れた」と語った。

当初は共産党大会の会期中に予定されていたハトのレースも、12月まで延期されている。レース主催団体は延期の理由には触れていない。

中国ではハトが反政府活動に使われたことがあり、1990年代末には中国南部で活動家らがハトに反政府メッセージを書いたリボンをくくりつけて飛ばせたことがある。

また、北京市内のタクシー運転手は、会期中に天安門広場を通る際は窓を閉めておくよう会社から伝えられたとコメント。乗客が車内からビラをまくのを防ぐことが目的とみられる。このほか当局はテレビや歌で使用される言葉から「死」などの言葉を禁止する措置も発表している。

一方、活動家らは北京から別都市へ移動させられている。北京を拠点とする人権活動家は10月22日、強制的に出身地の河南省に連行されたとコメント。チベット族の反政府活動家も8月に北京を離れるよう命じられ、「共産党大会が閉幕すれば(北京に)戻っていいと言われた」と述べた。

著名な活動家、胡佳氏は父親の故郷の安徽省からロイターの電話取材に応じ、今回の大会での当局による措置は行き過ぎていると指摘。「(当局の)精神障害は新たな域に達した」と非難した。

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