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中国指導部交代に市民の反応さまざま、農村部と都市部で温度差
2012年11月16日 / 05:37 / 5年後

中国指導部交代に市民の反応さまざま、農村部と都市部で温度差

[陳家鋪(中国) 15日 ロイター] 中国共産党は15日、習近平国家副主席を新たな総書記に選出し、新指導部が発足することとなった。市民の声に耳を傾けてみると、指導部交代について農村部と都市部では温度差があることが浮き彫りとなった。

11月16日、10年ぶりの中国共産党指導部交代について、農村部と都市部では温度差があることが浮き彫りとなった。写真は河北省の農村で習近平新総書記の演説を見る男性(2012年 ロイター/Reuters Staff)

「それほど興味はない」。周囲を山々に囲まれた河北省の村、陳家鋪で10年ぶりの指導部交代について話を聞くと、冷めた答えが返ってきた。すでに雪が積もるこの村で農業を営む男性は、「彼らがわれわれの生活を良くしてくれれば、それで満足だ」と語った。

同じ村に住む女性(68)は怒りを口にする。「私たちは月に55元(約700円)しか年金をもらえないが、北京の人たちは270元ももらっている。ここで年金の支給が始まったのは去年のことだ」。次期指導部に望むことを聞いてみたところ、「全ての中国国民に良い生活水準を与えてほしい」との答えが返ってきた。

一方、北京で保険関係の仕事をしている30歳の男性は、新指導部に高い期待を抱いていると話す。「究極的には、われわれは彼らを信頼している」と農村部の人たちとは異なった意見を口にした。

上海では、長年問題になっている経済や汚職についての声も目立った。「株式市場への政策にしか興味がない」、「年金や雇用、医療のことに加え、何より汚職の問題に関して改革を行ってほしい」という意見が聞かれた。

一方、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」には、こんな書き込みもあった。「政治局常務委員の人数が(9人から7人に)2割カットされた。経済は本当に低迷しているようだ。みんな彼らのために祈ろう」。

河北省・陳家鋪の共産党トップは、指導部が交代しても農村部への影響はほとんどないだろうと語る。ただ同時に、汚職については「中国で最も深刻な問題」だとし、その一掃を望んでいる。

15日に中国新指導部の面々が姿を現した北京の人民大会堂は、陳家鋪の村から車で1時間程度の距離だが、こと政治の問題になると100万キロ以上離れた遠い国の出来事のように思えるのかもしれない。

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