[グアテマラ市 5日 ロイター] 中米グアテマラの警察当局は5日、米セキュリティーソフト大手マカフィーの創業者ジョン・マカフィー容疑者(67)を不法入国の疑いで逮捕した。内務省が明らかにした。
同容疑者は、隣国ベリーズで米国人が殺害された事件に関与した疑いが持たれており、ベリーズ当局が行方を追っていた。3週間にわたり姿を隠していたが、このほど恋人とグアテマラに入国した。
マカフィー容疑者は4日、グアテマラ市で記者団の前に姿を現し、同国で政治亡命を求める考えを示していた。今回の事件で国際指名手配はされておらず、グアテマラとベリーズの間に容疑者の身柄引き渡しに関する協定もない。
1980年代後半にマカフィー社を立ち上げた同容疑者は、シリコンバレーで成功した最初の起業家の1人。同社は現在、米半導体大手インテルINTC.Oの子会社で、マカフィー容疑者との関係はない。
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