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11月ビール類課税出荷量は2カ月ぶり減少、通年でのプラス確保困難に
2012年12月12日 / 03:46 / 5年後

11月ビール類課税出荷量は2カ月ぶり減少、通年でのプラス確保困難に

[東京 12日 ロイター] ビール大手5社が12日にとりまとめた11月のビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)の課税出荷量は、前年比0.7%減で2カ月ぶりにマイナスとなった。

12月12日、ビール大手5社がとりまとめた11月のビール系飲料の課税出荷量は、前年比0.7%減で2カ月ぶりにマイナスとなった。写真は2月、都内で撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)

1―11月の累計では、前年同期比0.8%減の3億9312万ケース(大瓶20本換算)となり、震災で落ち込んだ前年を下回る水準で推移。需要月の12月を残しているものの、年間を通じてプラスの確保は難しく、8年連続前年割れの可能性が高まっている。

2012年は、震災で落ち込んだ需要の回復が見込まれていた。アサヒビールの「スーパードライブラック」など好調に推移した新商品があった一方で、7月には天候不順で市場全体が大きく下押しした。飲酒人口の減少や低アルコール飲料などへのシフトなど厳しい環境にも変化はない。震災影響のあった前年を下回る状況について、業界関係者は「7月に大きく落ち込んだ分を取り戻せなかったことが最大の要因」とみている。

そうしたなか、ビールは、業務用の好調を背景に1―11月期で前年同期比0.1%増とわずかながらプラスで推移。年間を通じてプラスとなれば、16年ぶりのこととなる。

11月には、サッポロビールが国内大手ビールメーカーとしては初めて、セブン&アイ・ホールディングス(3382.T)のプライベートブランドビールの発売を開始した。年間72万ケースの販売を目指しており「11月の数値に大きく影響するものではないが、順調に推移している」(サッポロ広報)という。韓国からの輸入PBの増加が一服するなかで、これまで「聖域」とされてきた国産ビールでPB商品がでたことが、業界図や市場動向にどのような影響を及ぼすか、注目される。

<11月は2カ月ぶりにマイナス>

11月のビール系飲料の課税出荷量は、雨が多く、気温も低めに推移したことから、前年比0.7%減で2カ月ぶりにマイナスとなった。酒類別の出荷量は、ビールが前年比4.1%減と2カ月ぶりにマイナス、発泡酒は同2.1%減となり22カ月連続のマイナス、新ジャンルは同5.5%増で2カ月連続でプラスとなった。

ビール系飲料全体に占める酒類別の構成比は、ビールが51.3%、発泡酒が13.7%、新ジャンルは35.0%。

ビール系飲料の出荷量は、サッポロビール(サッポロホールディングス(2501.T))、アサヒビール(アサヒグループホールディングス(2502.T))、キリンビール(キリンホールディングス(2503.T))、サントリー酒類(サントリーホールディングスSUNTH.UL)、オリオンビールの5社の合計。

(ロイターニュース 清水 律子)

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