December 14, 2012 / 3:57 AM / 6 years ago

財政難のギリシャで列車移動が増加、「車持つ余裕ない」

12月13日、財政危機のギリシャでは燃料高騰や高額な道路税の影響で車離れが進んでおり、かつて敬遠されていた列車移動にシフトする市民が目立っている。写真は中部Lianokladiからアテネ行きの列車に乗る乗客ら。11月撮影(2012年 ロイター/Yorgos Karahalis)

[テッサロニキ(ギリシャ) 13日 ロイター] 財政危機のギリシャでは、燃料高騰や高額な道路税の影響で車離れが進んでおり、かつて敬遠されていた列車移動にシフトする市民が目立っている。

ギリシャの鉄道は、スピードの遅さに加え、古い車両が大きな音をたてて走行するのが特徴。それにもかかわらず、ギリシャの2大都市であるアテネとテッサロニキ間の鉄道利用は、今年1月─11月に前年比33%増加したという。

500キロ超の同区間の所要時間は6時間、車なら4時間半で到着する。

「われわれの生活は変わってしまった。家賃を払えるかどうかも分からない状況で、車など贅沢な物に費やすお金はない」。両親に会いに行くのに列車を使うようになったアテネ出身の会計士バネッサ・バルベリさん(55)はこう話す。

年に十数回、アテネを訪れるという北部べリアの教師バシリス・ダボラスさんは、「(車を買う)余裕がない」と市民の思いを代弁。アテネへ車で移動していた時代は、ガソリン代約200ユーロ(約2万2000円)と通行料を支払っていたが、列車移動になってからは平均60ユーロになったという。

列車移動へのシフトによって、ギリシャ国鉄(OSE)の運行会社は昨年12月、初めて黒字に転換。最新データである1月と2月の統計によると、昨年は1260万ユーロの赤字だったが、今年は約14万2000ユーロの黒字を記録した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below