[上海 20日 ロイター] 中国の英字紙シャンハイ・デーリー(上海日報)は20日、食品安全当局が同国東部の養鶏場2カ所を閉鎖したと報じた。このうち1カ所は、マクドナルドMCD.Nや、米ファストフード大手ヤム・ブランズYUM.Nが運営するケンタッキーフライドチキン(KFC)に出荷していたという。
中国の国営テレビは今週、山東省の業者がニワトリに成長促進剤を使用したと報じていた。上海日報によると、当局は山東省の食肉処理場2カ所に対し、サンプルの検査が終わるまでの生産停止などを命じた。
また新華社は、上海市食品薬品監督管理局がヤム・ブランズの物流センターに出荷された鶏肉について検査を行っていると伝えた。
KFCは当局への協力を表明。マクドナルドは同社が使用する鶏肉と生鮮食品について、独立した第三者機関の検査を通過していると発表した。
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