December 23, 2012 / 12:16 AM / 7 years ago

全米ライフル協会が会見、学校に武装警官の配備訴え

12月21日、全米ライフル協会(NRA)のラピエール副会長はワシントンで記者会見し、銃乱射事件から子どもたちを守るため、全ての学校に武装した警官を配置するよう訴えた(2012年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 21日 ロイター] 米国の銃愛好家らでつくるロビー団体、全米ライフル協会(NRA)のラピエール副会長は21日、ワシントンで記者会見し、銃乱射事件から子どもたちを守るため、全ての学校に武装した警官を配置するよう訴えた。

この会見は、1週間前にコネティカット州ニュータウンの小学校で起きた乱射事件を受けてのもの。同事件では、児童20人を含む26人が犠牲となった。NRAはこの3日前に「意味ある貢献をする用意がある」としていた。

ラピエール氏は「銃を持った悪人を止められるのは、銃を持った善人だけだ」とし、クリスマス休暇を終えて子どもたちが学校に戻る1月には全米の学校に武装警官を配置するよう求めた。同氏はまた、「大統領を守るための銃の使用は良しとされるのに、学校で子どもたちを守るための使用は悪いことだとなぜ言えるのか」と述べた。

ラピエール氏はニュータウンの事件について、メディアと暴力的なビデオゲームに責任があると非難。約200人の報道陣が集まった会見では、一切質問を受け付けなかった。会見中、銃規制を支持する抗議者に2度遮られる場面もあった。

NRAの会見を受け、ニューヨーク市のブルームバーグ市長は「彼らの提案は偏執的で陰惨なビジョンを示すものだ。誰もが武装し、安全な所が全くなくなれば、米国は今よりも危険で暴力に満ちることになる」と語った。

また、米国最大の教員組合である全米教育協会のトップを務めるデニス・バン・ロウケル氏は「学校に銃を存在させることが、銃による暴力を減らすための解決策にはならない」と話した。

NRAはコロラド州のコロンバイン高校で1999年に起きた乱射事件の後に、今回と同様の提案をしたことがある。ただ、同高には武装した保安官代理が駐在していたが、13人が射殺された同事件を防ぐことはできなかった。

米国では、多くの子どもが犠牲となったニュータウンの事件を受け、銃規制に関する議論が再燃。オバマ大統領は19日、バイデン副大統領をリーダーとする特別チームを設置し、銃規制強化に向けた対策を来年1月中にまとめるよう指示したと発表した。

合衆国憲法が専門で、「Gunfight(原題)」の著者であるカリフォルニア大学ロサンゼルス校のアダム・ウィンクラー教授は、「NRAは妥協の方向へと向かう大きな機会を逃した。約束したように、銃規制に関する議論で多大な貢献を申し出るどころか、同じことを繰り返しているだけだ」と指摘した。

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