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ケニア国立公園でゾウ11頭射殺、アジア向け象牙密輸目的か

1月7日、ケニアの野生動物当局者は、世界最大規模の国立公園であるツァボ国立公園で、ゾウ11頭が密猟団に射殺されたと明らかに。写真はナイロビ郊外のゾウ保護区で昨年10月撮影(2013年 ロイター)

[ナイロビ 7日 ロイター] ケニアの野生動物当局者は7日、世界最大規模の国立公園であるツァボ国立公園で、ゾウ11頭が密猟団に射殺されたと明らかにした。同国の密猟事件で犠牲になったゾウの数としては過去最も多いという。

それによると、事件があったのはツァボ・イースト国立公園で、約10人の密猟団が5日、象牙を違法採取するためにゾウの家族を殺したという。野生動物当局のスポークスマンは、「犯罪組織が象牙を手に入れるためにどんなことでもすることを示している」と非難した。

ケニアでのゾウの密猟は、政府が象牙の輸出を禁止した1989年以降激減したが、近年では違法取引が増加。装飾品向け象牙の需要は、アフリカにおいて中国がその影響力や投資額を増やしているのに合わせ急速に伸びているという。

昨年5月には、ケニアから密輸された象牙359本(約1.6トン)がスリランカで押収されたほか、10月にもひつぎなどに隠してケニアからアジアに密輸される予定だった約132万ドル(約1億1500万円)相当の象牙214本が、隣国タンザニアで警察に発見されている。

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