February 13, 2013 / 3:31 AM / 7 years ago

ドル93円前半、海外ファンド勢はG7声明を無視する構え

[東京 13日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の93円前半。前日の日米欧7カ国(G7)の為替に関する緊急共同声明受けた市場では、一部の海外ファンドがドルを買い仕掛けたが、追随する買いが現れなかったうえ、本邦投資家の売りもかぶさり、ドルはじり安の展開となった。

2月13日、東京市場正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の93円前半で推移。写真は2011年7月撮影(2013年 ロイター)

朝方の取引でドルはファンドの買いで一時93.51円まで上昇した。しかし、G7の緊急声明直後だけに「フォロースルーの買いが出てこない」(外銀)ため、ドル/円の上昇モメンタムは高まらなかった。この日は米国債の償還・利払いが集中する2月15日の応答日に当たり、本邦投資家の円転玉(ドル売り/円買い)も出ていたという。

G7の緊急声明については、これまでドル/円の「棒上げ相場」をけん引してきた海外ファンド勢を中心に「G7は特に変わったことを言っていない」(ファンド)、「(ドルの)下押しは買い」(同)など、少なくとも表面上はG7声明を無視して、円売りを継続するムードが広がっている。

一方で、G7の声明は「日本の円安誘導を不快に思うG7メンバーからの明確なけん制であり、一般的に言って、こうしたイベントがこれまでの相場の転機になることもありうる」(運用機関)との意見も出ている。

前日の海外市場では、G7声明発表直後にドルは94.41円まで上昇した。この初期反応について「普通なら素直に円買い戻しで反応するところだ」(機関投資家)という。しかし「短期筋はすでに相当規模の円売りポジションを抱えてしまっているので、ドル/円が急落したらおしまいという感覚が強くある。そこで声明を曲解して円売りを続けたのだろう」(同)という。

その後、匿名のG7関係筋が「同声明は、円の過度な動きに対する懸念を示すもの」と念を押したことで、ドルは切り返して93円割れの水準まで急反落した。

<スイスフラン>

ユーロ/スイスフランは1.2339/44スイスフランの気配。スイス国立銀行(中銀)のジョルダン総裁は12日、スイスフラン相場の上限設定が通貨戦争に拍車をかけているとの見方を退けた。また、このところのスイスフラン安を歓迎する意向を示し、今後もフランンの下落基調が続くとの見方を示した。

発言を受け、ユーロは1.2308スイスフランから1.2353フランに上昇したが、現在は若干の利食いに押されている。

スイスフランは、中銀が1ユーロ=1.20フランの上限を設定した2011年9月以降、ほぼ上限近辺で推移していたが、今年に入り2%超下落している。

ジョルダン総裁は会見で「世界の主要中銀は通貨戦争を行っていないと確信している。主要中銀は、自国経済の必要性を踏まえた金融政策に注力している。欧州もそうだし、日米もそうだ」と発言したが、同日公表されたG7の為替に関する声明には言及しなかった。

(ロイターニュース 森佳子)

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