[プラハ/ストックホルム 25日 ロイター] スウェーデンの家具大手イケアが、欧州内の店舗レストランでのミートボール販売をほぼ全面的に中止した。チェコで実施した検査で25日、馬肉の混入が見つかったのを受けた措置。
先月に欧州で牛肉食品の一部に馬肉が混入しているのが見つかった問題は、複数の国で冷凍食品の大規模回収につながるなど、影響が広がっている。
イケアは、牛肉と豚肉で作られているはずのミートボールから馬肉が見つかったのを受け、スウェーデン国内の主要仕入先から調達するミートボール製品を店舗から回収すると発表した。リンゴンベリージャムとマッシュポテトが添えられたミートボールはスウェーデンの定番料理で、同社では店内レストランで提供されるほか、持ち帰り用食材としても人気商品となっている。
イケアのミートボールの大部分は、スウェーデンの会社Familjen Dafgardが供給しており、向こう数日以内にさらに詳しい検査結果が分かるとしている。
日本や米国、カナダ、オーストラリアでは、ミートボールは別の仕入先から調達しているため、販売中止にはならないという。
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