March 29, 2013 / 5:23 AM / 6 years ago

NECが携帯電話事業の売却検討、中国レノボとの統合交渉

3月29日、NECが携帯電話端末事業の売却を検討していることが分かった。昨年10月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 29日 ロイター] NEC(6701.T)が携帯電話端末事業の売却を検討していることが29日、分かった。同事業を手がける子会社、NECカシオモバイルコミュニケーションズ(神奈川県川崎市)の売却に向けて、中国レノボ・グループ(聯想集団)(0992.HK)との交渉などを進めている。複数の関係筋が明らかにした。

NECが約7割出資するNECカシオモバイルは米アップル(AAPL.O)のスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」などの競合に押されて収益が悪化しており、単独での生き残りは難しいと判断した。NECとレノボは2011年、個人向けパソコン事業で合弁会社を設立するなどすでに提携関係にあり、携帯電話事業も合弁を含めてさまざまな方法を模索している。

ただレノボとの交渉に一本化しているわけではなく、「あらゆる選択肢の1つ」(NEC幹部)で、今後新たな交渉相手が浮上する可能性がある。

NECは注力するクラウド事業のためにも消費者との接点となるスマホを重要視しており、同社のスマホブランド「メディアス」を当面、存続させたい考え。レノボと統合する場合には、NECも少額を出資することで事業に関与し続けたい意向だ。

NECとしての携帯電話の国内生産は現在、スマホの普及で販売が落ち込んでいる従来型携帯電話が中心。スマホは12年から海外メーカーへの生産委託に切り替えており、レノボとの統合が実現すれば、携帯電話の国内生産を打ち切る可能性がある。

NECは2012年3月期の連結当期損失が1102億円と2年連続の赤字を計上。業績回復に向けて不採算事業の切り離しや保有資産の売却を進める一方、主力のIT(情報技術)サービス事業などに経営資源を振り向ける構造改革に取り組んでいる。携帯電話事業の見直しもその一環。ロイターの取材によれば、NECは携帯電話の販売代理店事業を手がけるNECモバイリング9430.Tの売却も検討している。

NECカシオモバイルはNEC、カシオ計算機(6952.T)、日立製作所(6501.T)の3社の携帯電話事業を統合して10年に発足。国内だけでなく海外での販売拡大も目指してきたが、思うように進まず、早期希望退職の募集などで人員も削減。携帯電話の今期販売計画も度重なる下方修正を余儀なくされている。

(ロイターニュース 白木真紀)

*情報を追加して再送します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below