April 20, 2013 / 11:07 PM / 6 years ago

全日空、約100─200便でB787型機の試験飛行実施へ

4月20日、ボーイング最新鋭旅客機「787」の運航再開に向け、ANAホールディングス傘下の全日本空輸が5月から国内の特定路線で約100―200便(往復)の試験飛行を行う予定であることが分かった。羽田空港で1月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 20日 ロイター] ボーイング(BA.N)最新鋭旅客機「787」の運航再開に向け、ANAホールディングス(9202.T)傘下の全日本空輸が5月から国内の特定路線で約100―200便(往復)の試験飛行を行う予定であることが分かった。

パイロットの訓練や審査に加え、独自に安全性を確認するのが目的。羽田または成田から千歳の間を往復する。複数の全日空関係者が20日までにロイターに語った。

787型機は相次ぐバッテリーのトラブルで1月中旬から全面的な運航停止となっているが、米連邦航空局(FAA)は米国時間19日、改良されたバッテリーを承認したと発表。事実上、運航再開を認めた。FAAの認可を受けて、国土交通省も原因究明中の米運輸安全委員会(NTSB)が23―24日に行う公聴会の結果を確認後、全日空と日本航空(9201.T)に対して787の運航再開を正式に認める方針だ。

複数の関係者によると、世界に先駆けて787を導入した全日空は、国交省が運航再開を承認後、試験飛行を行ったうえで、6月には定期便の運航を再開する見通し。全日空は欠航時の振り替え対応が難しい一部の路線を除き、6月以降の787型機の座席予約をすでに開始している。同社広報担当者は、自社の試験飛行について、まだスケジュールはわからないとコメントしている。

全日空によると、同社の787型機のパイロットは約180人。現在は自宅待機中だが、複数の関係者によれば、6月の運航再開に備えフライトシミュレータ(飛行訓練装置)などによる訓練を定期的に受けている。とは言え、1月半ば以降、現場から離れているため、通常の営業運航前に実際に操縦し、慣れる必要がある。また機長資格が失効したパイロットが複数おり、実際の飛行で知識や技能を確認する路線審査も受けなければならない。約100─200便に及ぶ試験飛行はこれら複数の目的を兼ねる。また、乗客を搭乗させる前に、羽田―那覇線の貨物便で5月下旬にも運航を再開する可能性もあるという。

ボーイングは2月、バッテリーから発煙した場合の排煙シスムの強化やシステム設計の見直しなどを施した独自の改善案をFAAに提出。FAAはこの改善案を今月19日、正式に認可した。同時に、改善案を機体に反映させるよう各航空会社に要請するボーイングの指示書も承認した。FAAは来週、運航再開を正式に認める「耐空性改善命令」を発動する方針。

(ロイターニュース 白木真紀 久保田洋子;取材協力 ティム・ケリー;編集 大林優香)

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