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絶滅危惧種の魚の浮袋を密輸、米国で3.6億円相当を押収

4月24日、米カリフォルニア州では絶滅危惧種の魚から取り出された浮袋がメキシコから密輸される事件が多発している。写真はサンディエゴ当局が押収した浮袋(2013年 ロイター/Marty Graham)

[サンディエゴ 24日 ロイター] 米カリフォルニア州では、絶滅危惧種の魚から取り出された浮袋がメキシコから密輸される事件が多発しており、直近のケースでは360万ドル(約3億6000万円)相当の浮袋が当局に押収されている。

トトアバという魚の浮袋は、中華料理のスープに使われる食材として重宝されており、検察当局によるとアジアでは1つ当たり1万ドル以上の値が付くこともあるという。

トトアバは、メキシコ北西部にあるカリフォルニア湾に生息。米国では1979年に絶滅危惧種に指定されており、メキシコでも保護の対象になっている。

トトアバの浮袋を密輸したとして訴追されたのは2月以降で7人に上り、直近のケースではメキシコ国境近くにあるカリフォルニア州カレクシコの住宅から200以上の浮袋が押収された。検察によると、海外のマーケットでは360万ドル以上に相当するとみられている。

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