May 10, 2013 / 7:27 AM / 5 years ago

ドル101円付近、突破に時間要した100円が下値支持線に

[東京 10日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の101円ちょうど付近。ニューヨーク市場で約4年1カ月ぶりに100円を回復した流れを引き継ぎ、午前には円売りがさらに強まって101.20円まで上昇した。

5月10日、東京市場午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の101円ちょうど付近で推移。写真は都内で撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

午後は利食いに押される場面もあったが、下値は限られた。100円突破に時間を要した分、今度は100円ちょうどが下値支持線になるとの見方が多く、参加者の押し目買い意欲は強い。

<ドル/円、午後も高値圏キープ>

ドル/円は、前日のニューヨーク市場で急伸を遂げ、2009年4月以来約4年1カ月ぶりに100円の大台に乗せた。この日の東京市場でも円売りの流れは持続し、午前には101.20円まで上昇した。財務省が朝方発表した統計で、国内勢の外債投資が2週連続で買い越していたことが明らかになったことや、日経平均.N225の堅調推移もドル/円を押し上げた。午後も、ドル/円は高値圏での推移を継続した。

きょうは「五・十日」に当たるため、仲値公示付近までは輸入企業の買いも目立った。ただ、「101円に乗ったあとは、さすがに輸出企業が売ってきているほか、国内投資家の利金の円転フローも入ってきている」(大手邦銀)との声が出ていた。大手信託銀行の関係者は、「(ドル/円が)新しいレベルに入ってきたので、実需は買いも売りも両方出ている」と指摘した。

仲値公示後、一部のヘッジファンドは101円台で利食い売りに動いたが、ドル/円の深押しはなく、落ち着いた値動きとなった。別の大手信託銀行の関係者は、円債利回りの上昇がさらなる円安に歯止めをかける可能性があるものの、株高基調の強さから基本的にはドル/円に押し目買いスタンスで臨むと話す。ドル/円は前日のニューヨーク市場で騰勢を開始したため、きょうロンドン勢がドル/円の買いに動くのかまずは見極めたいという。

<今度は100円がサポートラインに>

4月4日、黒田東彦日銀総裁のもとで「異次元緩和」が打ち出され、ドル/円は短期間で7円急上昇したが、100円の「壁」に合計3回跳ね返された。それだけに、前日のニューヨーク市場で100円を一気に突破し、東京時間にさらに上昇したことで、市場関係者の間では100円が当面のサポートラインになるとみられている。

前出の信託銀関係者は「100円ちょうどで、ずっとキャップされていて、その水準を突破してきたので、今度はそこがサポートに転じている。100―103円というレンジに変わってきている」と話す。また「輸出企業や利益確定の売りが出ても、100円を一時的に下回るくらいが精いっぱいで下値は堅いのではないか」(別の大手邦銀)との声も聞かれた。

(ロイターニュース 和田崇彦)

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