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R&Iが日本ソブリンをAAAからAA+に格下げ、国内格付け機関で初
2011年12月21日 / 06:27 / 6年後

R&Iが日本ソブリンをAAAからAA+に格下げ、国内格付け機関で初

[東京 21日 ロイター] 格付投資情報センター(R&I)は21日、日本の外貨建て・自国通貨建て発行体格付けをAAAからAA+に引き下げると発表した。格付けの方向性は安定的とし、格付けの見直しに入っていることを示すレーティング・モニターを解除する。

 12月21日、格付投資情報センター(R&I)は日本の外貨建て・自国通貨建て発行体格付けをAAAからAA+に引き下げると発表した。写真は10月に撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

日本国債の格下げは、国内格付け機関として初めてになる。

R&Iは日本ソブリンの格付について11月30日に格下げ方向のレーティング・モニターに指定し、消費増税や社会保障改革をめぐる論議を見守ってきた。

野田政権の消費増税への強い決意を評価しているが、社会保障改革は負担増が先送りされるなど踏み込み不足で経済活性化への展望も開けていないと指摘。消費増税が実現しても、今後も相当の間、政府債務残高の増大は避けられず、すでに先進国中最悪の水準にある同残高の対国民総生産(GDP)比率を安定化させていくメドが立っていないとの認識を示した。

その上で、財政状態を自ら調整していく能力は、もはや最上位の格付けに求められる水準にあるとは認めにくいとの判断から格下げに踏み切ったとしている。

もっとも、多様で競争力のある産業群に支えられた経済ファンダメンタルズの強さは揺らいでいないと指摘。家計や企業の資金余剰が大きく、恒常的に経常収支が黒字という資金循環構造の下、大量の国債を低利で発行できる市場環境も維持されている。租税などの国民負担率も低く、政策次第で財政再建は十分可能と判断から、格付けの方向性を安定的とした。

(ロイターニュース 星 裕康)

*内容を追加して再送します。

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