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焦点:IMFの欧州支援、返済不履行への懸念浮上

 12月9日、イタリアやスペインなど欧州の大国が国際通貨基金(IMF)に支援を要請した場合、IMFへの拠出金に損失が発生するのではないかとの懸念が米国などの間で浮上している。写真はIMFのロゴマーク。ブカレストで2009年3月撮影(2011年 ロイター/Bogdan Cristel)

[ワシントン 9日 ロイター] イタリアやスペインなど欧州の大国が国際通貨基金(IMF)に支援を要請した場合、IMFへの拠出金に損失が発生するのではないかとの懸念が米国などの間で浮上している。

IMFではこれまで、融資を受けた国が資金を返済できなかったケースや、IMFへの拠出金で損失を被った国はない。

ただIMFは、ユーロ圏債務危機ですでにギリシャ、アイルランド、ポルトガルに対する融資を決定。今後イタリアやスペインといった大国が支援を仰ぐ事態になれば、IMFの融資残高が急増する恐れがある。

IMFに対しては、新興国も資金拠出の拡大を検討しているが、複数の新興国当局者がロイターに明らかにしたところによると、IMFへの拠出金に対する懸念は、新興国の間でも浮上している。

IMFがユーロ圏債務危機への関与を拡大することについては、米議員4人がラガルドIMF専務理事との会談で不安を表明。イタリアかスペインがIMFに巨額融資を要請した場合、IMFの融資決定に拒否権を持つ米政府が、難しい立場に追い込まれる可能性がある。

米共和党のデミント上院議員は9日、ウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿し「オバマ政権は、中国から資金を調達して、制御不能に陥った欧州の債務に資金を振り向けるのではなく、国内経済の強化と財政均衡化に専念すべきだ」と主張。米政府によるこれ以上の欧州支援を阻止するため、議会での採決を目指す意向を示した。

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