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パキスタン国防次官解任、「危機的結末の可能性」と軍が首相批判
2012年1月13日 / 05:22 / 6年前

パキスタン国防次官解任、「危機的結末の可能性」と軍が首相批判

[イスラマバード/ドバイ 13日 ロイター] パキスタン軍は11日、ギラニ首相が国防次官を解任したことなどを受け、「危機的な結末を引き起こしかねない」と警告した。同国では、ザルダリ大統領が軍弱体化への協力を米政府に求めたとされるメモが昨年明らかになったことで政府と軍との関係が悪化しているが、国防次官解任で対立がさらに深まる可能性もある。

 1月13日、パキスタンのギラニ首相が国防次官を解任したことなどを受け、政府と軍との対立が深まっている。写真はギラニ首相。豪パースで昨年10月撮影(2012年 ロイター/Ron D'Raine)

ギラニ首相は同日、政府と軍との間に「誤解を生じさせた重大な不正と違法行為」を理由に、軍出身のロディ国防次官を解任。また、軍や情報機関がメモの存在をめぐって憲法に違反したと批判した。一方、パキスタン軍は、首相の発言が同国にとって「危機的な結末を引き起こす可能性がある」と強く反発した。

政府当局者によると、ギラニ首相は14日に国防委員会の会合を開く予定で、カヤニ陸軍参謀長も出席する見通し。協議を通じて緊張関係を緩和する狙いがあるともみられている。

メモが明るみに出たことをきっかけに激化した政府と軍の対立は、1999年に発生した軍によるクーデター以来、最悪となっている。

カヤニ陸軍参謀長は12日、軍の最高司令官らと会合を実施。軍側が政府に対して我慢の限界に達したとの見方も出ている。軍事筋は、ザルダリ大統領の辞任は歓迎すると述べる一方で、クーデターによる政権倒壊の可能性は否定した。

ザルダリ大統領は12日にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイに入国し、大統領府によると、13日早朝に帰国。大統領は昨年12月にドバイの病院に急送され、これを受けてクーデターの憶測が出ていたが、その2週間後に帰国している。

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