January 31, 2012 / 8:52 AM / 8 years ago

原発警戒区域のペットを襲う冬、保護団体「全て家族に返したい」

1月30日、立ち入りが禁止されている福島第1原子力発電所の半径20キロの警戒区域には多くのペットが置き去りにされている。写真は保護活動を行っている動物保護団体「UKC JAPAN」のメンバー。神奈川県寒川町で25日撮影(2012年 ロイター/Issei Kato)

[福島 30日 ロイター] 東日本大震災が引き起こした福島第1原子力発電所の事故以降、立ち入りが禁止されている半径20キロの警戒区域には多くのペットが置き去りにされている。高い放射線にさらされ、餌もない上、凍える冬が追い打ちをかける。

京都府に本部を置く「UKC JAPAN」代表を務める細康徳さんは、警戒区域から助け出した約350匹のペットを保護している。「このまま放っておいたら、一日一日、何十頭と死んでいく。餌を食べないとだんだん衰弱していずれは死ぬことになる」と話した。

政府は昨年12月、本格的な冬が到来する前にペットを保護するため、動物保護団体に対して警戒区域への一時的な立ち入りを許可。しかし、細さんはまだ多くのペットが取り残されたままだとし、「給餌だけにでも警戒区域に入らせてもらいたい」と訴えた。

同原発でエンジニアとして働いている赤間徹さんは、家が警戒区域にあるため、自分が飼っていた14匹の犬の保護を細さんに依頼。「犬も家族の一員なので、見捨てるわけにはいかなかった。保護してもらえて嬉しかった」と感謝の言葉を口にした。

福島第1原発事故を受け、周辺住民は避難を余儀なくされ、飼っていたペットも置き去りにせざるを得なかったのが現状。細さんは、残されたペット全てを飼い主のもとに返したいとし、「(家族のもとに帰ると)犬は喜ぶ。その姿を見ると、家族のもとに全て返すまでやりとげないといけないと思う」と力強く語った。

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