[ロンドン 22日 ロイター] 英ロンドンで21日、音楽授賞式「ブリット・アワーズ」が開催され、歌手アデル(23)が2部門で受賞。しかし受賞スピーチの最中に中指を立てる侮辱的なジェスチャーを行い、翌日のタブロイド紙では批判的に報じられるなど物議を醸している。
英アルバム賞に輝いたアデルは、ステージに上がり受賞スピーチを始めたが、授賞式の進行が予定よりも遅れていたため司会者がスピーチを中断。これを受け、アデルは中指を立てるジェスチャーを行った。
アデルは授賞式終了後、スピーチが途中でカットされたことに腹を立てていたと弁明。「ファンに向けてやったのではない。誰かを不愉快にさせたのなら申し訳ない」と謝罪した。
「ブリット・アワーズ」の主催者側なども謝罪を表明。しかしアデルのジェスチャーを受け、授賞式の視聴者数は一時740万人と、過去7年間で最高を記録した。アデルは英女性ソロアーティスト賞も獲得した。
アデルは12日にロサンゼルスで行われたグラミー賞でも、最多となる6部門で受賞した。
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