March 5, 2012 / 8:42 AM / 7 years ago

プーチン氏が4年ぶり大統領復帰、反対派は抗議継続

[モスクワ 5日 ロイター] 4日に行われたロシア大統領選挙は、プーチン首相が約64%の得票率で勝利し、4年ぶりの大統領復帰が決定した。しかし一方で、対立候補は選挙に不正があったとして結果を受け入れない構えを示しているほか、反プーチン派も5日にデモを計画しており、選挙前から続いていた抗議活動は今後も強まるとみられる。

3月5日、ロシア大統領選挙はプーチン首相が勝利したが、反プーチン派は5日にデモを計画しており、選挙前から続いていた抗議活動は今後も強まるとみられている。写真はプーチン氏の顔が描かれた旗。モスクワ市内で4日撮影(2012年 ロイター/Thomas Peter)

プーチン氏は、4日遅くにクレムリン近くに集まった支持者を前に、盟友メドベージェフ大統領と肩を並べて勝利演説を行い、「我々は勝つと約束した。そして勝利した。ロシアに栄光あれ」と涙を流しながら語った。

<宣戦布告>

開票率ほぼ100%の段階で、対立候補の得票率は、共産党ジュガーノフ委員長が約17%で、自由民主党のジリノフスキー党首、公正ロシアのミロノフ党首、富豪のブロホロフ氏はそれぞれ10%以下にとどまった。

ジュガーノフ委員長は、選挙は違法、不正だとして共産党としては選挙結果を受け入れないと反発。また独立監視団体ゴロスは、今回の選挙で少なくとも3100件の不正行為があったとしている。ただ、プーチン氏の支持率は各地で高く、同氏の勝利は確実視されていた。

プーチン氏の反対勢力も、選挙で広範囲にわたる不正があったとして、5日午後7時(日本時間6日午前零時)にクレムリン(大統領府)で抗議デモを行うと発表している。

プーチン氏への抗議デモは、下院選が行われた昨年12月以降に拡大しており、中間層を中心とした市民がこれまで首都モスクワや他の都市で抗議活動を行った。デモ参加者はプーチン氏を独裁的な指導者だとし、同氏の大統領復帰で経済・政治改革への期待に悪影響が及ぶと非難。今後、抗議デモは拡大していくとの考えを明らかにしている。

抗議活動の中心人物の一人、ジャーナリストのセルゲイ・パルホーメンコ氏は「(プーチン氏は我々を)限界まで追い詰めている。我々に宣戦布告している」と語り、この結果、同氏に対する反感が拡大していると指摘した。

<今後のカギ>

プーチン氏の反対勢力は都市部で行ってきた抗議活動で、同氏が改革にとって障害となる存在で、腐敗した権力システムの支持者だと批判してきた。

経済学者らは、プーチン氏の大統領復帰で重要なポイントは、エネルギー輸出に大きく依存するロシア経済にどれだけ抜本的な改革をもたらせるかだと指摘。また、選挙公約で政府支出の増加を掲げたことも、今後大きな問題になる可能性があると警告した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)で新興市場調査部門を統括するティム・アッシュ氏は、「ロシアは野心的な改革を進めない限り、低迷に直面する」との見方を示している。

*見出しを変えて再送します。

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