March 9, 2012 / 6:23 AM / 7 years ago

日経平均続伸、一時7カ月ぶりに1万円回復

[東京 9日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米国株高を受けて買いが先行。ギリシャのデフォルト(債務不履行)回避見通しで欧州問題への警戒感が後退したことや円安を手掛かりにほぼ全面高となった。

3月9日、東京株式市場で日経平均は続伸した。2月2日撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

引き続き過熱感から戻り売りなどがみられた一方、海外勢の買い継続が指摘されている。日経平均は後場一段高となり、2011年8月1日以来約7カ月ぶりに1万円を回復した。ただ回復後は目先の達成感や週末要因などを背景に伸び悩んだ。

東証1部騰落数は値上がり1244銘柄に対し、値下がり328銘柄、変わらずが 102銘柄だった。

8日の米国株式市場が続伸した流れを受け、東京市場も買いが先行した。「ギリシャのデフォルト回避で欧州問題への警戒感が後退、円安含みの為替動向も追い風になった。売り手に動揺が広がり、ロスカットの買い戻しで上振れた」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)という。主力輸出株のほか、鉄鋼、海運、金融など主力株を中心に幅広く買われ、ほぼ全面高となった。

過熱感から戻り売り圧力も強く、日経平均は1万円を前に伸び悩む場面もあったが、堅調な地合いが続いた。市場では「週末、年度末、生保のリスク資産圧縮の動きもあり、国内勢の一部から高値での売りが出る一方、外国人投資家らはこれまでの単なる買い戻しではなく、本格的に買いに来ている」(国内証券)との声が出ていた。ただ、1万円回復後は「目先の目標達成感が出た」(大手証券)とされ、引けにかけ伸び悩んだ。

株価上昇とともに商いも膨らみ、東証1部の出来高は34億7976万株と2011年3月23日以来約1年ぶりの高水準となった。売買代金も2兆4018億円で11年3月17日以来の水準。なお、3月限日経平均先物・オプションの最終決済にかかわる日経平均のSQ(特別清算指数)算出分は市場推計で出来高約8億株、売買代金約8250億円だった。

大阪証券取引所によれば、日経平均のSQ値は9946円46銭となった。一方、東証によると、TOPIXのSQは847.99ポイントになった。

中国国家統計局が9日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.2%の上昇と、1月の4.5%から上昇率が縮小し、1年8カ月ぶりの低い伸びとなった。ただほぼ予想通りだったことから、市場への影響は限定された。

個別銘柄では、東レ(3402.T)が続伸した。9日付の日本経済新聞朝刊が、東レが炭素繊維の世界生産を5割増やすと報じ、これを材料視した買いが先行した。報道によると、2015年までに450億円を投じ、日本、米国、韓国、フランスの工場で設備を新設する。航空機や自動車の軽量化需要に対応するとしている。

新興株式市場は堅調。日経ジャスダック平均が連日で昨年来高値を更新したほか、東証マザーズ指数も4日ぶりに反発した。ジャスダックの売買代金は285億円。市場では「金融株など大型株に加え、中小型の低位株にも物色が広がっており、良い傾向だ。個人投資家にも強気な見方が増え、リスクを取る傾向が強まっている」(松井証券・マーケットアナリストの窪田朋一郎氏)という。

9日にジャスダックに新規上場した大阪工機3173.OSは売り気配で始まり、初値は公開価格を15円下回る685円だった。終値は665円。

(ロイターニュース 杉山容俊)

*内容を追加します。

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