March 19, 2012 / 9:02 AM / 8 years ago

シャープ、タブレット向け中小型液晶の出荷は今月中にも開始へ

3月19日、シャープはタブレット端末向けの中小型液晶パネルの出荷を今月中にも開始する見込みだと明らかにした。写真は2009年都内で撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 19日 ロイター] シャープ(6753.T)は19日、タブレット端末向けの中小型液晶パネルの出荷を今月中にも開始したいとの意向を示した。米アップル(AAPL.O)の新型iPad(アイパッド)用パネルとみられているが、出荷の遅れが懸念されていた。

次期社長に就任する奥田隆司常務執行役員が、ロイターなどとのインタビューで答えた。

タブレット端末用の中小型液晶パネルは、シャープの亀山第2工場(三重県亀山市)で最新技術「IGZO」を使って製造する。シャープはこれまで「2月くらいまでに出荷できる」(片山幹雄社長)予定としていたが、現地時間の3月7日にアップルが新型アイパッドを発表した。一方で、シャープの量産出荷が確認されなかったため、同社は初期出荷分に納入できていないとの見方が出ていた。

IGZO技術の中小型液晶パネルについて奥田氏は具体的な供給先は明らかにしなかったが、量産出荷について「できるだけ早くやりたい」と述べた。シャープによると、すでにパネル製品そのものは完成しており出荷に向けた最終段階に入った。ただ最終的な出荷時期は顧客の判断のため、不透明な部分も残っているという。

世界的なテレビ用パネルの需要の落ち込みを受けて、1―3月期から液晶パネル製造拠点の堺工場(大阪府堺市)の稼働率は50%まで落としている。パナソニック(6752.T)は工場の稼働率低下を受けて減損処理に踏み切ったが、奥田氏は「(シャープとしては)やはり操業を引き上げる方向で考えたい」と述べた。テレビ用途以外の「ノンTV」の顧客を開拓していく意向で「中小型のモバイルの世界はこれから大きく用途が広がって新たな需要が拡大できると確信している」と語った。

奥田氏は、ビジネスモデルの転換などを盛り込んだ成長戦略を早急に策定して決算発表までに公表する意向。2012年3月期は過去最悪の最終赤字を計上するが、業績改善の時期については「どれくらいのタイムフレームの改革を考えているかということも成長戦略の一環で話したい」と述べた。

(ロイターニュース 村井令二)

*内容を追加して再送します。

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