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ソニー最終赤字が過去最大5200億円に、米国の繰延税金資産取り崩し
April 10, 2012 / 6:57 AM / 6 years ago

ソニー最終赤字が過去最大5200億円に、米国の繰延税金資産取り崩し

[東京 10日 ロイター] ソニー(6758.T)は10日、2012年3月期の連結業績予想を下方修正し、当期純損益の赤字が従来予想の2200億円から5200億円に拡大する見込みと発表した。米国事業の収益悪化を織り込んで、繰延税金資産に3000億円の引当金を計上するため。

4月10日、ソニーは2012年3月期の連結業績予想を下方修正し、当期純損益の赤字が従来予想の2200億円から5200億円に拡大する見込みと発表した。写真は都内で昨年5月撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

これにより過去最大の最終赤字額となる。前年同期は2596億円の赤字で、最終損失は4年連続。

米国子会社の連結納税グループに入っているエレクトロニクス、ゲーム、ネッワークの各子会社の事業について、12年3月期の事業と13年3月期の収益見込みが従来より悪化すると判断し、米国子会社の繰延税金資産を取り崩す。一方、米国子会社グループの中でも、映画・音楽の各事業の収益は安定しているという。

同時にソニーは13年3月期の営業損益見通しも公表した。通期の為替レートがドル/円80円前後、ユーロ/円105円前後の前提で、約1800億円の黒字に転換する見込みという。詳細は5月10日の12年3月期決算発表で開示する予定。

    12年3月期の業績予想は、繰延税金資産の取り崩しによる最終損益の下方修正のため、売上高、営業損益、税引前損益とも据え置いた。5200億円の最終損失は、映画事業で巨額の減損損失を計上した95年3月期の2933億円の赤字を超える。

    11年12月末の自己資本比率は17.2%(10年12月末は19.7%)で、期末の赤字額が従来予想よりも拡大することで自己資本はさらに目減りする見通し。記者会見した加藤優・最高財務責任者(CFO)は財務体質の改善について「第一にはオペレーション改善で上がってくるキャッシュフローを潤沢にする施策。さらには資産売却もある。エクイティファイナンスは選択肢の1つとして検討しているが、今時点で具体的にやる予定はない」と述べた。

    (ロイターニュース 村井令二)

    *情報をさらに追加して再送します。

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