[ハルツーム/ジュバ 18日 ロイター] スーダンのバシル大統領は18日、南スーダンを同国与党のスーダン人民解放運動(SPLM)から解放すると演説し、南スーダン政府を打倒する方針を示した。
大統領はスーダン与党の国民会議党(NCP)の党員に向けた演説で、「南スーダン国民の解放が目標であり、それがわれわれの責務でもある」と発言。SPLMを「虫」と繰り返し表現するなど、強行的な姿勢を強調した。
スーダンと南スーダンは、国境付近のヘグリグ油田をめぐって衝突を繰り返しており、南スーダン側の発表によると、18日にも計22人が死亡する戦闘があった。
また、スーダン国民議会は16日、南スーダンを「敵」とみなす決議を採択しており、両国の溝は深まっている。
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