April 26, 2012 / 7:18 AM / in 7 years

任天堂、13年3月期営業損益は350億円の黒字に転換

[大阪 26日 ロイター] 任天堂7974.OSは26日、2013年3月期の連結営業損益が350億円の黒字になる見通しを発表した。販売不振で昨年、大幅な値下げに踏み切った携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の採算性は、有力ソフトの投入効果などで改善する見通し。

4月26日、任天堂は2013年3月期の連結営業損益が350億円の黒字になるとの見通しを発表。都内で25日撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

大阪市内での会見で岩田聡社長は、3DSの採算性について「今期の半ばまでには逆ザヤは解消する。そのめども立っている」と述べた。

連結売上高は前年比26.6%増の8200億円の見通し。前提為替レートは、ドル80円(12年3月期は82.19円)、ユーロ105円(同109.8円)に設定した。年間配当予想は100円に据え置いた。

販売予想数量は3DSで1850万台(同1353万台)、据置型ゲーム機「Wii」で1050万台(同984万台)と、それぞれ引き上げた。Wiiの数量には、今年末に日米欧市場を中心に発売予定の後継機「Wii U」の販売予想数量を含むとしている。一方、従来型の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」は250万台(同510万台)と、減少する見通し。

会社側の営業利益予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト16人の予測平均365億円を下回った。12年3月期の連結営業損益は373億円の赤字だった。営業赤字は上場以来、初めて。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト20人の予測平均は414億円の赤字となっている。連結売上高は前年比36.2%減の6476億円だった。

<利益予想の水準、「満足はしていない」>

13年3月期の連結営業損益は黒字転換するものの、1710億円の黒字だった11年3月期の水準までは至らない見通しだ。会見で岩田社長は、今期の営業利益予想について「当然、この水準で満足はしていない」と述べた。12年3月期の業績悪化の最大要因となった3DSの販売動向については、日本に比べ「アメリカ、ヨーロッパでの盛り上がりが、まだまだ勢いが足りない」と話し、欧米市場での販売が期待する水準に届くにはなお時間を要するとの見方を示した。

その上で「今期、過剰に強気の見通しをして、期の途中で業績予想の下方修正をしなければいけないような事態を、また繰り返すという訳には絶対にいかない」と述べた。

<年末商戦の比重は例年より高まる見通し>

岩田社長は、今期は「Wii U」の発売などもあり、例年に比べ「年末商戦の比重が高くなる」との見方を示した。12年4─9月期の連結営業損益は250億円の赤字の見通し。利益面での回復には、3DSの逆ザヤ解消後、ソフトの販売を伸ばすことが重要との認識を示すとともに、欧米での3DSの販売については、夏商戦で勢いをつけ「年末に爆発できるようにしたい」と話した。

(ロイターニュース 長田善行;編集 内田慎一)

*情報を追加して再送します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below