April 30, 2012 / 8:07 AM / 7 years ago

米大使館による中国人活動家の保護、米中対話に影落とす

4月29日、5月3―4日に北京で米中戦略・経済対話が開催されるのを目前に、中国人活動家が米大使館に保護されるなど人権問題が改めて浮上し、両国関係に影を落としている。写真は北京の米大使館。28日撮影(2012年 ロイター/Jason Lee)

[ワシントン 29日 ロイター] 5月3―4日に北京で米中戦略・経済対話が開催されるのを目前に、中国人活動家が米大使館に保護されるなど人権問題が改めて浮上し、両国関係に影を落としている。

今回の米中対話は、米国では11月に大統領選を、中国では今秋に指導部交代を控えていることもあり、経済や安全保障の問題において、両国共に柔軟な姿勢を見せる可能性は低いとみられている。

そのような中、軟禁されていた盲目の中国人活動家の陳光誠氏が脱出し、北京の米大使館に保護された。米テキサス州を拠点とする団体「チャイナエイド」は情報筋の話として、「陳氏が米国の保護下にあり、米中間で高官レベルの協議が進んでいる」とした。また、同団体は29日にロイターに対し、中国当局が一両日中にも決断を下すだろうとの見方を示した。

米中共にこの件に関するコメントは避けているが、米紙ニューヨーク・タイムズは、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が29日に北京入りしたと伝えている。

米国と中国の各政府は28日、予定通り5月3―4日に対話を行うことを確認したが、陳氏の件が米中関係に影響を与えるとの専門家の見方もある。

対話の場において、米国は中国に対し、イランや北朝鮮の核開発問題における支援のほか、イランからの原油輸入を削減するよう協力を求めるとみられる。一方、中国は、オーストラリアやフィリピン、日本などの同盟国との連携強化など、アジア太平洋地域における米国の軍事政策に懸念を示している。

日本の野田佳彦首相は、在日米軍再編見直しに関する日米共同文書が発表されてから数日後に渡米。30日にオバマ大統領と会談するが、同日にはクリントン国務長官とパネッタ国防長官がそれぞれフィリピンの外相と国防相と会談するなど、米国は同盟諸国との関係強化を強調している。

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