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フランス財政再建放棄はあり得ない、決定事項の推進を=財務相
2012年5月8日 / 03:45 / 6年前

フランス財政再建放棄はあり得ない、決定事項の推進を=財務相

[東京 8日 ロイター] 安住淳財務相は8日午前の閣議後会見で、フランスの次期大統領に就任するオランド氏に対し「財政再建への取り組みを放棄するのは現実的にあり得ない」と述べ、新内閣も財政再建策を着実に実行するよう求めた。

5月8日、安住財務相は、フランスの次期大統領に就任するオランド氏に対し「財政再建への取り組みを放棄するのは現実的にあり得ない」と述べた。写真は4月、都内で撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

安住財務相は「欧州安定に向けた協力は、日本として惜しむものではない。その努力は他国の何倍以上もやってきた」と、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)や国際通貨基金(IMF)の資金基盤強化策などへの貢献実績を強調。さらに「欧州がこれまで積み重ねてきた努力で(状況は)落ち着きつつある。この流れは十分尊重してもらえると確信している」と期待感を示した。

財務相は、オランド次期大統領とメルケル独首相の首脳会談にも言及。「どういった話が交わされるのかを見ながら(日本も)言うべき時にしっかりものは言わせてもらう」と話した。「日本のスタンスははっきりしている。これまで決めたことをしっかりやってほしい、ということは何ら変わらない」という。

<国内景気「非常に順調に推移」>

国内景気全般に関しては「非常に順調に推移している」と指摘。「復興需要が広範囲に及びだした。予算執行が進めば景気浮揚効果はかなり出てくると思う」としたほか、日本企業の「収益改善がかなり進んでいる」ことも挙げた。

財務相はかねてから「4月は重要な月」と指摘してきたが「危機対応のスキームを世界的な規模でどう作るか、予算の成立、日銀の金融緩和策(など)材料をしっかり揃え、4月にやるべきことはしっかりやった」と強調。「市場の中で多少、欧州不安に動揺していたり、思惑的なものがあるかもしれないが、ファンダメンタルズはまったく悪くない。国内内需も(経済指標など)数字的に落ち着いた上向きな状況が続いている。これを持続させていけば、各種の統計も上向きになる」と見通した。

<一体改革審議入り、与野党協議で打開の道を>

きょうから国会で審議入りする社会保障・税一体改革関連法については、国会審議と同時に「与野党協議も鋭意進めながら、成案を得るよう努力をすることも重要だ」との考えを示した。郵政民営化法改正案など成立が困難とされていた法案で「委員会審議と同時に行われた政党間協議で、打開の道は開かれた」として「政治のひとつの知恵として、社会保障や税の問題を(与野党間で)議論してもらえれば、決して会期内での成立は難しいわけでない」とした。

自民党が社会保障改革の対案を示す方針を掲げていることには「委員会でも政党間協議でも、しっかりかみ合った議論をしながらコンセンサスを得ていくことがあれば、それは大変歓迎すべき」と話した。

<小沢氏処分解除でも、法案成立に全党一丸となるのが政権政党>

無罪判決を受けた小沢一郎元代表の党員資格停止処分の解除については「議論の推移を見守りたい」と述べるにとどめたが、消費増税法案を含む社会保障税一体改革関連法は、昨年から党内議論を尽くしたとする考えを重ねて表明。「いったん決まって方向が出た以上は、成立に向かって全党一丸となるのが政権政党の責任。党で決めたことの重要性は認識してもらえると思う」と話した。

(ロイターニュース 基太村真司)

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