June 7, 2012 / 1:42 AM / 7 years ago

米FRB副議長、追加緩和の必要性示唆:識者はこうみる

[6日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン副議長は、欧州問題の米経済への打撃回避に向け、追加緩和が必要になる可能性を示唆した。

6月6日、米連邦準備理事会のイエレン副議長は、欧州問題の米経済への打撃回避に向け、追加緩和が必要になる可能性を示唆した。ロサンゼルスで2010年3月撮影(2012年 ロイター/Mario Anzuoni)

市場関係者の見方は以下の通り。

●バーナンキ氏、あすQE3を強く示唆する可能性

<FOREXLIVE.COM(モントリオール)の通貨アナリスト、アダム・バットン氏>

(イエレン米FRB副議長の発言は)予想していたよりもハト派的だった。イエレン氏はたしかにQE3(量的緩和第3弾)に向けて一歩踏み出した。

イエレン氏の発言は今日われわれが聞いた他(ロックハート・アトランタ地区連銀総裁とウィリアムズ・サンフランシスコ地区連銀総裁)のコメントよりもずっと大胆なものだった。

ベン・バーナンキ氏(FRB議長)があす、QE3を強く示唆する可能性がある。市場はQE3のわずかな手掛かりさえも懸命に求めており、デフレの可能性にはますます敏感になっている。

●追加緩和への傾き示す

<コムセック(シドニー)のエコノミスト、サバンス・セバスチャン氏>

インフレを懸念する世界から、各国中銀が景気刺激に焦点をあてる世界へとシフトした。過去半年、米経済指標は比較的上向きだったが、最近は低迷の兆候を示している。今は信頼感が重要な要素になっており、FRBは追加緩和へと傾いているようだ。リスク資産セクターにとっては追加の資産買い入れは有効だろう。商品市場も支えられる見込みだ。

●最近の発言よりも米景気への警戒感強い

<シティグループ(ニューヨーク)のG10為替戦略部門代表、ステファン・イングランダー氏>

イエレン副議長の今回の発言では、最近の発言よりも米景気に対する懸念が強まった。これまでは米経済指標がどの程度堅調かについて論じていたが、このところ発表された一連の指標を受けハト派的になったのだろう。

政策当局者が以前よりも一段と警戒しているとの確信を投資家に与える。これはマーケットにとりプラス材料だが、ドルにとってはマイナスシナリオだ。

ただ、バーナンキ議長の発言をあすに控え、市場の反応は限定的だろう。

●中核部分のシフト示す、ドルにはマイナス要因

<ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(シドニー)の為替ストラテジスト、グレッグ・ギブス氏>

市場はイエレン氏をハト派と認識しており、同氏のコメントを拡大解釈しないよう気をつけるだろう。

ただイエレン氏の存在は重要で、米連邦準備理事会(FRB)の副議長でもあり、バーナンキ議長側に立つ傾向があることは間違いない。

FRBの中核で多少のシフトが起きていることを示しているのではないか。

恐らく、リスクオンにとってはプラス要因で、ドルにとってはマイナス要因だろう。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below