June 14, 2012 / 8:08 AM / 6 years ago

修正協議決裂なら「内閣不信任案」に含み=谷垣自民党総裁

[東京 14日 ロイター] 自民党の谷垣禎一総裁は14日午後の定例会見で、社会保障・税一体改革関連法案に関する民主党との修正協議に関連し、13日夜に民主党から提示された修正案は「基本的にわれわれの要請にこたえるものではない」とし、あらためて自民党が対案として示している社会保障制度改革基本法案の受け入れを求めた。

修正協議が合意に至らなかった場合の戦略について明言は避けたが、内閣不信任案をいつどう使うかは野党総裁の仕事だと述べ、「頭に全くないとは言わない」と政権与党をけん制した。

15日までに修正協議が合意できなければ協議は「打ち切りだ」とし、「われわれも覚悟をもってあたっている。野田首相も相応の覚悟をもって決断から逃げぬよう対応していただきたい」と首相の決断を促した。

民主党は13日夜、消費増税を含む社会保障・税一体改革関連法案の修正協議で、自民党の社会保障制度改革基本法案の修正案の骨子を提示した。社会保障改革を議論する国民会議に国会議員の参加も排除せず、1年程度議論する。民主党が09年衆院選マニフェストで掲げた看板政策の最低保障年金や後記高齢者医療制度廃止は同会議に検討をゆだね、事実上「棚上げする」考えを明示した。一方で、自民党の対案で示された年金や医療について「現行制度が基本」とするとの基本理念の部分が削除されており、自民と民主の隔たりはなお大きい。

谷垣総裁は民主党の修正案に対してあらためて「われわれの要請にこたえるものではない」とし、「基本法を受け入れることが、社会保障の合意の前提だ」とはねつけた。

さらに、6月15日までに修正協議の結論を得、会期末の21日までに衆院採決することが基本方針であると強調。期限を切って交渉に臨む理由について、「民主党が総理の指示を受け一体として前に進んでくるのか、非常な不安を持つ」と警戒した。

そのうえで合意形成に向けて「野田佳彦首相には決然とした覚悟と行動を求めたい」と指摘。打開のための党首会談については、現時点で申し入れはないことを明らかにした。

一方、修正協議が決裂した場合の内閣不信任案提出については「今の段階は、協議の合意に全力を挙げる。ただ一般論として、不信任案をいつどう使うか考えるのは私の仕事だ。頭の中に全くないとは言わない」と含みを残し、政権与党をけん制した。

(ロイターニュース 吉川 裕子)

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