June 27, 2012 / 3:08 AM / 6 years ago

関電、原発再稼働なければ「持続的経営は困難」=株主総会で幹部

[大阪 27日 ロイター] 関西電力(9503.T)は27日、大阪市で開いた定時株主総会で、同社の原発11基が全部停止した場合、9000億円という膨大な燃料費、代替コストかかるとの認識を示したうえで、原子力が再稼働しなければ持続的、継続的な経営は難しいとの考えを示した。

原発停止に伴う業績への影響について、大阪市の橋下徹市長の質問に幹部が答えた。

橋下市長は、出席者質疑応答の時間で数分間発言。「衰退産業が歩んできた道を今、関西電力は歩んでいると思う」と述べた上で、中長期の事業リスクなどについて質問した。質問の最後に「衰退産業もその時に、時代の転換を読めずに、そして経営を誤った。今がまさに時代の転換だ。エネルギー供給体制の転換だ」と訴え、関電に対し「リスクをしっかり念頭に置いて、新しいエネルギー供給体制を目指してください」と締めくくった。

岩根茂樹副社長は同市長の質問に対し、中長期の原発依存比率については、国の検討が進む中「大事なのは安全確保、長期的なセキュリティーの確保、経済性、地球環境問題の対応を踏まえた『Sプラス3E』の観点からエネルギーミックスを構築すること」と指摘。「すべての電源には長所もあれば課題もある。課題を克服しながら、関西のお客様に継続的に安定して安価な電気を継続し続けると、そういう観点から考えていく」と述べたものの「現時点で2030年で何%が適正ということは申せない」と話した。発送電分離については「電力の供給責任の担い手が不明確となる」と述べた。

幹部の回答後、議長を務める森詳介・関電会長が「先ほどの答弁で十分だと考える」と述べ、別の株主の質問に移った。

関電の株主総会の来場者は午後1時時点で同社過去最高の3825人。大阪市は関電株の約9%を保有する筆頭株主。同市は関電に対し、可及的速やかな原発の全廃を求める株主提案を実施した。関電の取締役会は株主総会の招集通知で、大阪市をはじめ株主が提案した全28議案に反対する意見を表明している。

(ロイターニュース 長田善行;編集 吉瀬邦彦)

*内容を追加して再送します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below