June 27, 2012 / 11:08 AM / 7 years ago

携帯3社がプラチナバンド獲得、次世代高速通信サービス本格化へ

[東京 27日 ロイター] 総務省は27日、携帯電話の電波がつながりやすい「プラチナバンド」と呼ばれる周波数帯の700メガヘルツ帯をNTTドコモ(9437.T)、KDDI(9433.T)、イー・アクセス9427.Tの3社に割り当てたと発表した。

プラチナバンド(700―900メガヘルツ)は木々や建物などの障害物を避けて電波が届きやすく、山間部や都市部、室内での通話品質の改善が見込まれている。3社は今回の周波数を次世代高速通信サービス「LTE」に利用する計画で、通信環境の改善に向けた取り組みを本格化させる。

大量の通信データをやり取りするスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)の普及に伴い、携帯電話向けの電波が逼迫(ひっぱく)していたため、新たな周波数の獲得は携帯電話事業者にとって急務だった。同日開かれた同省の電波監理審議会が3社の割り当てを正式に認めた。

700メガヘルツ帯のうち、3社すべてが、ワイヤレスマイクなど他用途向け周波数と隣接しないため、干渉を避けられる「ミドルバンド」を第1希望としていたが、ドコモが獲得した。これまで利用していた事業者の終了作業におけるドコモの移行計画が3社の中で「一番充実していたため」(総務省)。ドコモは「大変感謝している。頂いた周波数帯を有効に活用するべく、申請した開設計画に沿って準備を進める」(広報)としている。

新たな周波数獲得に伴う基地局設置などの設備投資額は、2014年からの10年間の累計でドコモが2358億円、KDDIが2579億円を計画。イー・アクセスは15年からの10年間で1439億円となっている。

プラチナバンドのうち、ドコモとKDDIはすでに800メガヘルツ帯の周波数を保有していたが、ソフトバンク(9984.T)とイー・アクセスはこれまで持っていなかった。ソフトバンクが2月末に900メガヘルツ帯を獲得。今回イー・アクセスが新たに700メガヘルツ帯を獲得したことにより、従来に比べて通話品質の改善が期待される。4社がプラチナバンドを獲得したことで通信環境の差が小さくなり、一段の競争激化が予想される。

(ロイターニュース 白木真紀;編集 山川薫)

*内容を追加して再送します。

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