[東京 4日 ロイター] NEC(6701.T)と中国パソコン大手レノボ・グループ(聯想集団)(0992.HK)は4日、レノボの企業向けパソコン「シンクパッド」の一部を今秋からNECパーソナルコンピュータの米沢工場(山形県米沢市)で試験的に生産を開始することを明らかにした。
両社は昨年7月にパソコン事業で提携。協業分野はこれまで調達や開発が中心だったが、生産にも広げる。レノボはこれまで中国で生産したパソコンを日本で販売していたが、一部生産を日本に移管することで納期の短縮や顧客満足度の向上につなげる。
NECとレノボのパソコン合弁会社、NECレノボ・ジャパングループのロードリック・ラピン会長は4日、発足1周年を機に会見を開いた。ラピン会長は、提携によって日本市場でのシェアや売上高が伸びており、「期待以上の成果を上げている」と語った。一方、NEC米沢工場でレノボのパソコンを本格的に生産する時期や生産台数については「顧客の要望を見極めながら判断したい」として明言しなかった。
同社の12年3月期の売上高は前期比11%増で、パソコン出荷台数は同6%増の398万1000台だった。国内パソコン市場でのシェアを現在の26.4%から2014年3月をめどに30%に引き上げる目標を掲げている。
(ロイターニュース 白木真紀)