July 18, 2012 / 9:34 AM / 8 years ago

インタビュー:北米でクラウド関連企業買収へ=NTTデータ

[東京 18日 ロイター] NTTデータ(9613.T)米国法人のジョン・マケイン最高経営責任者(CEO)は18日、ロイターなどとのインタビューで、今年中に北米でクラウドビジネス関連企業を数社、買収する方針を明らかにした。

マケイン氏は「クラウドはこれから長く存在していくビジネス」と指摘し、「今後も買収などを通じて、北米でクラウドの能力をもっと強めていきたい」と述べた。投資額や対象となる企業規模など詳細については言及しなかったが、「買収は今年中に実現できるだろう。クラウド関連企業はどこも小規模の会社が多く、いくつかの案件が出てくると思う」と語った。

NTT(9432.T)グループでは、NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、ディメンション・データ、NTTドコモ(9437.T)などグループ各社が連携し、北米におけるクラウドビジネスの強化を図っている。現地での知名度を高めるため、データ、コミュニケーションズ、ディメンション3社によるサービスのブランド名も今夏に統一する方針を打ち出しており、グループで総合的にサポートできるクラウドを提供していく考えだ。

<グローバルでノウハウを共有化>

NTTデータは2005年以来、海外でのM&A(合併・買収)を積極的に進めており、米国では10年7月にインテリグループ、同年12月にはキーンを買収した。当時、キーンのCEOだったマケイン氏は、買収されて以降、北米でNTTデータに買収された6社の統合作業に従事してきた。

統合作業は順調に進んでおり、現地と開発拠点であるインドのITシステム統合を除いて、ほぼ終了しているという。マケイン氏は「本社から各地域のリーダーに与えられる権限移譲が進んでおり、意思決定のスピードが速いことは嬉しいサプライズだった」と述べた。

コスト競争力やグローバル案件獲得など統合シナジー(相乗効果)がまだ見えていないとの声もあるが、マケイン氏は、M&Aで「空白地域や不足領域を埋める、米IBM(IBM.N)などの巨人と伍するためスケールアップを図るという目的はほぼ達成した。効率性の追求もひと通りめどがつきつつある」と説明した。

さらには、「各地域でできていることをグローバルレベルに引き上げるのが今後の課題。『グローバル・カンファレンス』などを通じてその擦り合わせをし、グループ全体の質を高めていきたい」と語った。NTTデータは今月17日から4日間、拠点展開する36カ国中16カ国から1日最大300人が集結するグローバル・カンファレンスを都内で開いており、地域各社の成功事例の紹介や意見交換などを実施している。

マケイン氏は、今年6月にNTTグループ初の外国人執行役員となるなど同グループのグローバル化を率先して推進しており、「NTTグループが、どれだけ真剣にグローバル化を目指しているかという良いメッセージになっている」と語った。

(ロイターニュース 白木真紀、斎藤真理)

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