July 26, 2012 / 12:26 AM / 8 years ago

テルモがオリンパスに経営統合提案、ソニーに対抗

7月26日、テルモはオリンパスに対し、500億円の資本提携とともに経営統合を提案していると発表した。6月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 26日 ロイター] テルモ(4543.T)は26日、オリンパス(7733.T)に対し、500億円の資本提携とともに経営統合を提案していると発表した。共同持ち株会社の設立に向けて、オリンパスに統合協議委員会の立ち上げを提案しているという。ソニー(6758.T)優位とされているオリンパスの出資交渉で、自社の提案内容を公表することで、医療事業での統合効果の高さを訴える狙いがあるとみられる。

世界の医療機器メーカーの売上高ランキングでは、テルモが12位でオリンパスが13位。テルモは、両社が経営統合すれば世界ランキング5位以内が視野に入るとし、「世界で伍していけるリーディングカンパニーになれる」と自社の提案の有効性を強調した。

オリンパスの自己資本比率は2012年3月末に4.6%まで低下しており、資本増強の必要に迫られている。笹宏行社長ら新経営体制が発足した4月20日以降、テルモだけでなく、ソニー(6758.T)、富士フイルムホールディングス(4901.T)、パナソニック(6752.T)が資本・業務提携の提案を正式に提示した。

複数の関係筋によると、すでにパナソニックは前期に計上した巨額赤字で経営立て直しの最中で、財務基盤との兼ね合いで断念。パナソニックとは医療事業での結びつきだけでなく、デジタルカメラの規格で提携関係にあるため、オリンパス内部で待望論が強かった。

一方で、もともと内視鏡事業で競合関係にある富士フイルムについてはオリンパス内部では抵抗が強い。このため、出資の候補は、医療事業だけでなくデジタルカメラ部門でも協業が見込めるソニーが優位とみられていたが、オリンパス内部では、資本・業務提携の提案を精査する専門チームが詰めの調整を行っており、医療機器専業メーカーのテルモも、依然として出資に強い意欲を示す。

テルモによると、同日発表した内容はオリンパスとの複数回の調整を経て正式に提案した内容という。合意前に統合提案の内容を公表するのは異例だが、交渉で優位に立っているとされるソニーに対抗し、巻き返しを図る狙いがありそうだ。

オリンパスはテルモの発表を受けて、複数社からの提案を受けている事実を認めた上で「慎重に検討を進めている段階で、具体的な決定事項はない」とのコメントを発表した。

(ロイターニュース 村井令二)

*内容をさらに追加します。

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