[ロンドン 5日 ロイター] ロンドン五輪は5日、陸上男子100メートル決勝を行い、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が五輪新記録の9秒63で2連覇を達成した。自身が持つ世界記録(9秒58)の更新はならなかった。
同種目での連覇は、1984年のロサンゼルス大会、1988年のソウル大会を制したカール・ルイス(米国)以来で、史上2人目の快挙。
昨年の世界選手権で、不正スタート(フライング)で失格となったボルトは「スタートが少し心配だったから、決して最高の反応ではなかった。でもやるべきことはできたし、それが鍵になった」と語った。
ヨハン・ブレーク(ジャマイカ)が自己ベストに並ぶ9秒75で2着。ジャスティン・ガトリン(米国)が自己ベストの9秒79で3着に入った。タイソン・ゲイ(米国)は9秒80で4着だった。
4日に行われた女子100メートル決勝では、シェリーアン・フレーザープライス(ジャマイカ)が10秒75のタイムで2連覇を達成した。