[ロンドン 9日 ロイター] ロンドン五輪は9日、サッカー女子決勝をウェンブリー競技場で行い、日本代表「なでしこジャパン」が米国に1─2で敗れた。優勝は逃したものの、日本女子初となる銀メダルを獲得した。
昨年のワールドカップ(W杯)で優勝した日本は、史上初となる五輪との2冠を目指したが、大会3連覇を果たした米国に阻まれた。
米国は前半8分、アレック・モーガンの左サイドからのパスをカーリ・ロイドが頭で合わせて先制し、後半9分にもロイドが追加点。日本も同18分にゴール前の混戦から大儀見優季が決めて反撃したが、追いつけなかった。
試合後、沢穂希は「金メダルが欲しかったが、チーム全員でやり切った結果。悔いはない」とコメント。大儀見優季は「これをベースに、もっと高いレベルで米国に勝てるように練習していかないといけない」と前を向いた。
また、佐々木則夫監督は「結果は出なかったが、この4年間は素晴らしい戦いだったと(選手を)称賛した」と語った。
3位決定戦は、カナダがフランスを1─0で破り、銅メダルを獲得した。
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