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グリー、13年6月期の営業利益予想は‐10.6%─+1.5%
2012年8月14日 / 07:52 / 5年後

グリー、13年6月期の営業利益予想は‐10.6%─+1.5%

[東京 14日 ロイター] グリー(3632.T)は14日、2013年6月期の連結業績予想について、営業利益を740―840億円にしたと発表した。前年同期比は10.6%減―1.5%増の幅となる。

8月14日、グリーは2013年6月期の連結業績予想について、営業利益を740―840億円にしたと発表。2011年9月撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

今期は、米国中心に海外売上の拡大を見込むが、海外事業の先行投資費用がかさむことから減益の可能性も織り込んだ。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、13年6月期のアナリスト15人の予測平均は813億円だった。

日本国内ではスマートフォン対応の新規タイトル数を増やすほか、5月に統一した世界ブランド「GREE」で最大169カ国にゲーム配信が可能な体制が整ったことから、今期から海外展開を本格化する。今期中に英語だけでなく韓国語、中国語など14カ国語に対応する予定。海外事業については、足元で費用が先行しているが、通期の後半にかけて収益化していく方針。

通期の売上高予想は1950―2050億円(前年同期比23.2%増―29.6%増)、当期純利益予想は460―520億円(同4.1%減―8.4%増)とした。

<4―6月期は四半期比で初の減収減益>

ソーシャルゲーム内の「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」と呼ばれるシステムは消費者庁が5月に景品表示法に抵触するとの見解を公表。これを受けて業界側は6月22日、コンプガチャの廃止や電子くじ「ガチャ」の透明化、アイテムの現金化の禁止などを盛り込んだガイドラインを策定した。

これによって同社では、ガイドライン対応を優先して新規のゲーム開発が遅れるなど業績に一定の影響が出たという。4―6月期の連結業績は、売上高が400億円(1―3月期は461億円)、営業利益が189億円(同245億円)と、2008年12月の上場以来、前四半期比で初めて減収減益となった。

記者会見した田中良和社長はコンプガチャ廃止に伴う業績への影響については「細かく分析するのは難しい。直接的な影響は言えない」と述べるにとどめた。ただ「ガイドラインは6月末までに大半の対応は終えているので、(業績は)7月をボトムに8月以降は上がっていくと思っている」との認識を示した。

12年6月期の連結業績は、売上高が2.4倍の1582億円、営業利益が2.6倍の827億円、当期純利益が2.6倍の479億円だった。通期ベースでは売上高も利益も2倍以上に拡大し、過去最高を更新。年間配当は、1株あたり30円(前年同期は9円)と大幅な増配とした。

コンプガチャが問題化した5月以降、株価が下落しているが、自社株買いについて田中社長は「状況に応じて検討していく」と述べた。

(ロイターニュース 村井令二 取材協力:斎藤真理 編集 内田慎一)

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