August 23, 2012 / 7:42 AM / in 7 years

「レイプなら妊娠せず」、共和党議員の問題発言が大統領選に影響も

8月22日、人工妊娠中絶に反対する米共和党のトッド・エイキン下院議員が、「本当のレイプ」なら女性は妊娠しないと発言し、11月の大統領選にも影響を与えかねない問題に発展している。写真は同氏のウェブサイト上から(2012年 ロイター)

[ワシントン 22日 ロイター] 人工妊娠中絶に反対する米共和党のトッド・エイキン下院議員(ミズーリ州選出)が、「本当のレイプ」なら女性の体に防御機能が働き妊娠しないと発言し、11月の大統領選にも影響を与えかねない問題に発展している。

上院議員へのくら替えを予定しているエイキン氏は19日に放映されたテレビインタビューで、レイプによる妊娠は非常にまれだとした上で、「もし本当のレイプなら、女性の体には全てのものを拒む手段がある」と持論を展開。これを受けて、各方面から激しい批判の声が上がった。

共和党は27日からフロリダ州タンパで全国大会を開催し、ロムニー前マサチューセッツ州知事を大統領候補に指名する。大統領選に向けて勢力を結集したい同党は大会を前に、ロムニー氏や共和党幹部らがエイキン氏に出馬断念を促しているが、本人はこれまでのところ拒否。同氏はその後、発言について謝罪したものの、女性票の減少やロムニー氏が訴える経済政策に関心が向かないリスクは高まっている。

同党は、この問題がロムニー氏へのダメージとなるだけでなく、ミズーリ州の上院選で敗北を喫することも懸念。そうなれば、同党が目指す上下両院での過半数獲得が難しくなる可能性もある。

一方で民主党は、共和党の副大統領候補で人工中絶に反対するライアン下院予算委員長とエイキン氏を結び付ける戦略を展開。共和党の戦略担当は、この問題が「ライアン氏や全国の共和党候補にも打撃になる」と危惧する。

世論調査でオバマ大統領と接戦を繰り広げているロムニー氏にとっては、全国大会を前に好意的な報道が欲しいところだが、この問題が支持率に影響するリスクも。エイキン氏の問題発言のもとになった人工中絶反対派の医師は、4年前の大統領候補争いでロムニー氏を支持した主要人物。ロサンゼルス・タイムズ紙は、ロムニー氏がこの医師を「重要な代理人」だと呼んだと伝えている。

*本文中の誤字を修正して再送します。

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