[アーネム(オランダ) 3日 ロイター] オランダの裁判所は3日、交流サイト(SNS)フェイスブックの投稿がきっかけで15歳の少女が刺殺された事件で、殺人罪に問われた少年(15)に少年刑務所での懲役1年の判決を言い渡した。
「フェイスブック殺人事件」と称される今回の事件はオランダ国内で大きな反響を呼び、暴力犯罪とソーシャルメディアのかかわりについて議論を巻き起こしている。
同国メディアによると、被害者の少女は数週間にわたって、フェイスブック上で友人2人と口論を続け、その後友人2人が被告の少年に少女殺害を依頼した。
裁判では、犯行当時14歳の少年が被害者の少女と面識がなく、「他人からの依頼・指示」を受け殺害したことが明らかになった。
判決を受けて、被害者の父親は「娘の命に対して(懲役)1年は納得していない。ただ、それは法が定めたこと。われわれも当局も無力だ」と語った。
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