September 20, 2012 / 2:46 AM / 7 years ago

日本国債の海外保有比率が過去最高の8.7%、質への逃避が継続

9月20日、日銀が公表した2012年4─6月期資金循環統計によると、6月末の海外部門による日本国債の保有残高が82兆円、保有比率が8.7%となり、いずれも過去最高となった。写真は5月、日銀で撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 20日 ロイター] 日銀が20日公表した2012年4─6月期資金循環統計によると、6月末の海外部門による日本国債の保有残高が82兆円、保有比率が8.7%となり、いずれも過去最高となった。

欧州債務問題などを背景とした質への逃避により、海外勢が日本国債への投資を継続しているとみられる。

財融債を含めた国債残高は6月末に過去最高の940兆円となった。保有者別の内訳をみると、銀行・保険などの金融仲介機関の残高が616兆円、保有比率65.5%と最大で、いずれも過去最高を更新している。一方、海外部門による日本国債投資が6四半期にわたって前年比で20%を超える高い伸びを続けており、6月末も同20%増に達した。この結果、保有残高は82兆円、保有比率8.7%といずれも過去最高を更新。4─6月のフローをみると、短期債が7560億円の売り越しに対し、長期債は5兆9000億円程度の買い越しになっている。長期化する欧州債務問題などを背景に、相対的に安全資産とみられている日本国債への投資が継続しているとみられる。また、資産買入基金の増額という累次の追加緩和を実施した日銀の保有額も同17.9%増の96兆円、保有比率10.2%となった。

6月末の家計の金融資産は1515兆円となり、同0.1%の増加。このうち、現金・預金が同1.8%増の844兆円と過半を占め、特に低金利や株価の低迷などを背景に流動性の高い預金の選好が続いている。家計の資産から負債を差し引いた金融純資産は同0.3%増の1159兆円。一方、一般政府の負債残高は同4.2%増の1124兆円と過去最高となった。

(ロイターニュース 伊藤純夫)

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