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ハリポタ作者初の大人向け小説発売、「魔法切れた」との声も
2012年9月28日 / 00:36 / 5年前

ハリポタ作者初の大人向け小説発売、「魔法切れた」との声も

[ロンドン 27日 ロイター] 世界的なベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者、J.K.ローリングの初の大人向け小説「The Casual Vacancy(原題)」が27日、英国と米国で発売された。評価はまちまちだが、一部では「魔法が切れた」との声も出ている。

9月27日、「ハリー・ポッター」シリーズの作者、J.K.ローリングの初の大人向け小説「The Casual Vacancy」が英国と米国で発売された。ロンドンの書店で撮影(2012年 ロイター/Neil Hall)

ハリポタで大成功を収めたローリング初の大人向け小説ということで、読者の期待やメディアの注目度は高く、ベストセラーになるのは間違いないとみられている同作品。ロンドンでは通常よりも開店時間を早めた書店があったほか、米国では初版200万部とも報じられる。

ただ、一部の批評家からは厳しい声も出ている。

文芸批評家のミチコ・カクタニ氏は、米ニューヨーク・タイムズ紙で「世界的なハリー・ポッター現象によって作り出された圧倒的な期待感に立ち向かう度胸は称賛される」としながらも、「残念ながら、この作品で描写されている現実世界は陳腐で、悲しくなるほど月並み」とばっさり。この作品でローリングは、英国のある町で教区会のメンバーが死亡し、空席が生じたことに伴う騒動を描いたが、「がっかりしただけでなく、退屈」な作品との評価を下した。

他の批評家はここまで痛烈ではなく、英米各紙の文芸書評では、手放しで称賛するわけではないものの、おおむね好意的な評価が並ぶ。

英ガーディアン紙でセオ・テイト氏は「傑作ではないが、全然悪くない。知的で熟練の味があり、面白みもある」と評価。「あえて悪く言うとすれば、メディアの熱狂には値しないということだ」としている。

米ハフィントン・ポスト紙電子版のアンドリュー・ロソースキー氏も同様の意見。ローリング初の大人向け小説は出版に値するが、行き過ぎた期待感には釣り合わないと語っている。

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