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10─12月期の鋼材需要見通しは‐3.3%=経産省
2012年9月28日 / 06:02 / 5年後

10─12月期の鋼材需要見通しは‐3.3%=経産省

[東京 28日 ロイター] 経済産業省は28日、2012年10─12月期の鋼材需要が前期(実績見込み)比3.3%減(前年同期比2.1%減)の2349万トンになるとの見通しを発表した。

9月28日、経済産業省は2012年10─12月期の鋼材需要が前期比3.3%減の2349万トンになるとの見通しを発表した。4月19日撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

円高や世界景気減速による需要減で輸出が落ち込むほか、エコカー補助金終了による自動車生産の減少などにより国内需要も軟化する。

一方、10─12月期の粗鋼生産は、在庫調整の進展もあり、同3.6%減(前年同期比0.2%減)の2654万トンになる見通し。

経産省の山下隆一鉄鋼課長は、今回の見通しには日中関係悪化による影響は織り込んでおらず、「問題が落ち着かないと、今後の(鋼材需要の)下振れリスクになる」と語った。またアジアの供給過剰や欧州経済情勢なども下振れリスク要因との見方を示した。

鋼材需要見通しの内訳は、国内向けが前期比1.5%減、輸出が同6.7%減。山下課長によると、国内は公共土木工事の増加で建設部門は好調だが、自動車生産の減少や世界的に供給過剰が続く造船の減少で製造部門が落ち込む。輸出は円高、世界経済の減速に加え、アジアの供給過剰による輸出環境の悪化が響く。

国内の復興需要について同課長は「人手不足やセメント不足などで本格的な鋼材需要にはつながっていないが、確実に出始めてはいる」と述べた。

鋼材別では、普通鋼が前期比3.3%減の1863万トン、特殊鋼が同3.4%減の486万トンとなる見通し。国内の普通鋼需要は同1.1%減の見通しで、部門別では建設が同1.9%増、製造業が同3.1%減。建設のなかでは、土木が前期比18.2%増と大きく伸びる見通し。製造業では、自動車がエコカー補助金終了で同5.5%減となり、造船も新規受注の低迷で同5.4%減となる。電気機械も同4.5%減となるが、産業機械は同1.4%増の見通し。山下課長は「造船は明るさを見い出せない状況で圧倒的によくないが、他の業種はまだら模様。国内の復興需要関係でこれから需要が出て来るものもある」と語った。

普通鋼在庫は9月末に国内向けが526万トン(在庫率1.33カ月)となる見込み。

(ロイターニュース 大林優香;編集 宮崎亜巳)

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