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来週の日本株は上値重い、円高進行や景気減速による業績圧迫を警戒
2012年9月28日 / 08:27 / 5年前

来週の日本株は上値重い、円高進行や景気減速による業績圧迫を警戒

[東京 28日 ロイター] 来週の東京株式市場は、上値の重い展開となりそうだ。9月中間期末を通過したことで自律反発的な動きも想定されるが、円高や景気減速による企業業績の圧迫が警戒されるなか、200日移動平均線(9023円46銭=28日)が上値抵抗線として意識され、上げ幅は限定的となる可能性が指摘されている。

9月28日、来週の東京株式市場は、上値の重い展開となりそうだ。写真は14日、都内で撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

日経平均の予想レンジは8650円─9100円。

中国は国慶節の休日を迎える中で、外部要因としては円高動向のほか、スペイン情勢に揺れる欧米の株価動向が注目されている。日米欧は9月に追加緩和に踏み切ったが「その後はいったん目先の好材料が出尽くした状況にある。日経平均は自律反発的な動きはあるにせよ、円高継続の中で悪い経済指標に反応しやすく、基本的には上値が重い」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)として、引き続き不安定な状況が続くとみられている。

9月の日銀短観が10月1日に発表されるが、円高警戒感や中国での反日デモに伴うマインド悪化が反映されるのは必至で、足元の不透明感を確認する形になりそうだ。市場では「円高が収まらなければ下期の業績も振るわない。デフレ、為替が日本の体力を削ぎ落としている」(立花証券・顧問の平野憲一氏)として、日銀はさらに踏み込んだ政策をとるべきとの指摘もあった。

上値のひとつのメドとして、テクニカル的に注目されるのは200日移動平均線。日経平均が9000円を超えた辺りでは、まとまった量の戻り売りが出るのではないかと警戒されている。

一方で、9月28日に75日移動平均線(8863円26銭)を終値で下回らず、なお下値サポートとして機能していることが安心材料。ただし、9月6日安値(8646円03銭)を割り込むと、直近の上昇トレンドが明確に崩れるために、下値模索の気運が高まる可能性がある。

10月1日には9月日銀短観や9月中国PMI、9月米ISM製造業景気指数の発表を予定。4─5日には日銀金融政策決定会合が開かれる。9月に追加緩和に踏み切った直後なだけに、現状維持がメーンシナリオだが、日銀短観次第では緩和観測が再び浮上する可能性もありそうだ。

(ロイターニュース 株式マーケットチーム)

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