January 26, 2012 / 12:12 AM / 7 years ago

インフレ目標設定に関するFOMC声明全文

1月25日、米連邦公開市場委員会(FOMC)は、2%のインフレ目標を導入するとの声明を発表。写真はワシントンの米連邦準備理事会(FRB)。2008年9月撮影(2012年 ロイター/Jim Young)

[ワシントン 25日 ロイター] 米連邦公開市場委員会(FOMC)が25日発表したインフレ目標設定に関する声明全文は以下の通り。

FOMCは最近の会合で慎重に検討した結果、長期的な目標や金融政策戦略に関する原則について、以下のような大まかな合意に達した。FOMCはこれらの原則を再確認し、毎年1月に開く会合で適切な調整を行う。

FOMCは、最大限の雇用、物価安定、穏やかな長期金利の追求という、議会から委ねられた法定の責務を遂行することにしっかりコミットしている。FOMCは金融政策決定について、できる限り明確に一般の人々に説明していく。そうした明確さは家計や企業による十分な情報に裏打ちされた意思決定を促し、経済や金融に関する不透明感を薄れさせ、金融政策の効果を高め、透明性や説明力を高めることになる。それは民主的な社会にとって不可欠な要因である。

インフレ、雇用、長期金利は、経済や金融の混乱に応じて変動する。しかも、金融政策は経済活動や物価に遅れて影響を与える傾向がある。そのため、FOMCの政策決定は、長期的な目標、中期的な見通し、FOMCの目標達成を阻む可能性のある金融システムへのリスクを含むリスクバランスの評価を反映したものとなる。

長期的なインフレ率は主に金融政策によって決定されるため、FOMCはインフレの長期的な目標を具体的に定める能力がある。FOMCは、個人消費支出(PCE)価格指数に基づく年間2%のインフレ率が、長期的に見て連邦準備理事会(FRB)の責務に最も一致した水準だと判断している。

このインフレ目標を一般の人々に明確に伝えることは、長期的なインフレ期待をしっかり抑制することに寄与するため、物価安定を促し、穏やかな長期金利をもたらし、著しい経済的混乱に直面しても最大限の雇用を実現することにつながる。

最大限の雇用レベルは主に、労働市場の構造やダイナミクスに影響を及ぼす金融以外の要因によって決まる。これらの要因は時間とともに変化する可能性があり、直接測定できるものではない。したがって、雇用の目標を具体的に定めることは適切ではない。むしろ、FOMCの政策決定は、雇用の最大レベルに関する評価に基づくものでなくてはならないが、そうした評価は必然的に不確実で、修正される可能性があることを認識する必要がある。FOMCはそれらの評価を行う上で、幅広い指標を検討している。

長期的な名目成長率や雇用に関するFOMCメンバーの予測に関する情報は、FOMCの経済予測サマリーの中で年に4回公表される。例えば、最新の予測では、長期的な失業率に関するFOMCメンバーの予測は5.2―6.0%に集中し、昨年1月の水準と変わらなかったが、数年前に比べればかなり高くなっている。

金融政策策定の上では、FOMCは、インフレ率が長期的な目標からかい離するのを抑え、最大レベルの雇用に関するFOMCの評価からかい離するのを抑えることを目指している。これらの目的は全般的に相互補完性がある。しかしながら、これらの目的に相互補完性がないとFOMCが判断する経済環境においては、FOMCはそれらを促進するため、かい離の度合いや、雇用とインフレ率がFRBの責務に見合うと判断できるレベルに戻るために必要と考えられる時間を考慮しながら、バランスの取れたアプローチを取っている。

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