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IMF専務理事が人民元改革の推進促す、北京の会合で
2012年3月18日 / 23:52 / 6年後

IMF専務理事が人民元改革の推進促す、北京の会合で

[北京 18日 ロイター] 中国の北京で18日、経済政策に関するフォーラムが開かれ、李克強副首相や国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事らが出席した。

3月18日、中国の北京で経済政策に関するフォーラムが開かれ、李克強副首相や国際通貨基金のラガルド専務理事らが出席した。写真は会見するラガルド専務理事(2012年 ロイター)

予定されている指導部交代で温家宝首相の後を引き継ぐとの観測が高まっている李副首相は講演で、中国は厳しい段階に入った経済改革を遅らせることはできない、と指摘。内需拡大と、成長をより安定的で均衡のとれたものにすることに重点を置き、柔軟な政策によって経済成長の勢いや物価安定を維持する方針を示した。

李副首相は「中国は、経済モデルの変革において極めて重要な時期に来ており、(変革を)遅らせることはできない、改革は厳しい段階に入った」と述べ、「われわれは、比較的高い成長と物価の基本的安定を維持するために、よりターゲットを絞った、柔軟かつ先を見据えた政策を講じていく」と語った。

税制度や金融セクター、物価、所得配分の改革をさらに推進し、主要分野における資源配分でより市場原理が働くような方策を模索する方針も示した。

<IMF専務理事、人民元改革を促す>

ラガルドIMF専務理事は、国際準備通貨の地位確保という観点から人民元問題に切り込み、市場原理が働くような的確な構造改革によって、元は国際準備通貨になり得ると指摘した。

ラガルド専務理事は「必要なのは、より強く柔軟な為替相場、一段と効果的な流動性・マネーの管理、監督と規制の質向上、金融市場の成熟、柔軟な預金・融資金利、そして資本勘定の自由化に向けた行程表だ」と指摘し、これらが実現すれば、人民元は、中国経済の地位と見合った形で準備通貨という地位を獲得するだろうと述べた。

今や国際貿易で大きな影響力を持つ中国は、貿易決済におけるドル支配の打破を望み、人民元の国際化に着手しているが、資本勘定は依然、自由化されていない。

<成長支援型政策は不可欠とNDRC主任>

国家発展改革委員会(NDRC)の張平主任は、比較的高い成長を維持する経済政策が中国の将来にとって欠かせないと主張。

「われわれはまず、安定した比較的高い経済成長を維持する必要がある。発展は、中国が抱えるすべての問題を解決する鍵である」と述べた。

中国政府は、穏健な金融政策と積極的な財政政策を柱に、必要に応じて政策を微調整する姿勢を示している。

李副首相は、今年の中国の総貿易が2桁成長を維持するとの見通しを示した。政府は今年の目標を、輸出、輸入ともに10%増としている。

しかし2月の中国の貿易収支は少なくとも過去10年で最大の赤字を記録。外需落ち込みの影響が懸念されている。

李副首相は、世界経済の回復ペースについて、勇気付けられる兆候がいくつか出ていると指摘し、2011─15年の5年間の中国の貿易総額は10兆ドルを超えると予想した。ただし、欧州債務問題の解決がどう図られるかなど、見通しは不確実とクギをさした。

エコノミストの間では、中国の第1・四半期の成長率は8%付近と、2011年第4・四半期の8.9%から減速すると予想している。

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