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第1四半期の英GDPは‐0.2%、景気の二番底転落
April 25, 2012 / 9:27 AM / 6 years ago

第1四半期の英GDPは‐0.2%、景気の二番底転落

[ロンドン 25日 ロイター] 英国立統計局が発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)伸び率速報値は前期比マイナス0.2%となり、金融危機以降2度目の景気後退(リセッション)に陥った。

4月25日、英国の第1・四半期実質GDP伸び率速報値は前期比マイナス0.2%に。建設支出が3年来の落ち込みを記録したことが押し下げ要因。写真はロンドンの建設現場(2012年 ロイター)

市場予想は前期比プラス0.1%、前年比プラス0.3%だった。

アナリストの大半が2012年初めにプラス成長を確保することを見込んでいたが、建設支出が3年来の落ち込みを記録したことが押し下げ要因となった。サービス業も伸び悩んでおり、鉱工業生産も縮小した。

インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショー氏は、追加量的緩和について議論が必要なことを示すと指摘。「財務相による財政余地は非常に乏しく、また現時点での財政措置はおそらく市場はマイナスと受け止める」と述べた。

統計発表後、国債価格は上昇、ポンドは対ドルで下落した。

今回の結果は、現政権にとって大きな打撃となることが見込まれる。3月の予算案発表以降、世論の支持が低下しており、5月3日の地方選挙で敗退のリスクもある。

政府が向こう5年間で計画する財政赤字目標の達成には、プラス成長を確保することが必要だが、英国の主要貿易相手国である欧州諸国の大半はすでにリセッション入りしており、極めて厳しい状況にある。

キャメロン首相は議会で「極めて失望する内容」と発言。「厳しさを増す経済状況に対応する上で、政府は全く満足していない」と述べた。

今回のデータは、イングランド銀行(英中央銀行)に対しても非常に困難な課題を突きつけた格好となった。

18日公表された金融政策委員会(4月4―5日開催分)の議事録では、英中銀はインフレ上振れへの懸念とともに英経済は引き続き回復軌道にあるとの見方を示し、量的緩和打ち止めの可能性を示唆していた。

中銀はまた、明るい内容となっている民間セクターのデータのほうが統計局のデータよりも経済の実体をより正確に反映しているとの姿勢を維持する公算が大きい。

官民データの格差拡大を裏付けるかのように、英産業連盟(CBI)がこの日発表した製造業受注は、四半期としては15年ぶりの大幅な増加となった。

*内容を追加して再送します。

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